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2007.10.13 Sat 15:31 |
うつ病(鬱病)、メンタルヘルス |
心と身体
食欲がない。放っておくと何も食べないで1日過ごしそうだ。この一ヶ月で2kgぐらい痩せただろうか。
ダイエットの世界では、減食や絶食による体重減少は、かならずリバウンドを招くと言われている。体が「飢餓状態」と勝手に判断し、次に食べた食事を全て吸収する準備をしてしまうからだ。つまり、どんどん太りやすい体質を作ってしまうことになる。
きちんと3食食べなければ。そう思い、重たい体を引きずってやっと何か食べる物を作ってみても、食事を目の前にすると全く食べる気がおきない。一口、二口食べてみて、喉に詰まるような感じを覚え、結局残りは捨ててしまう。
うつ病になり始めた頃もそうだったなぁ、と思い返す。みるみる5kgぐらい痩せて、一番細いパンツでも入るようになったので、ある意味嬉しかった。が、あの頃は他の人から見ると、「痩せた」というより「やつれた」という感じで、痛々しかったらしい。
今は、薬の副作用と運動不足で、当時より10kg以上太った。リバウンドもいいところだ。今回、この食欲不振がまたうつ病の再発だとしても、少しぐらい痩せたっていいじゃないか。とにかく、食べたくもないものを作る作業が一番つらい。
しかしまた一方で、症状が治った頃に体重がさらにリバウンドするのかと思うと、それもつらい。変な葛藤にさいなまれる毎日である。
ダイエットの世界では、減食や絶食による体重減少は、かならずリバウンドを招くと言われている。体が「飢餓状態」と勝手に判断し、次に食べた食事を全て吸収する準備をしてしまうからだ。つまり、どんどん太りやすい体質を作ってしまうことになる。
きちんと3食食べなければ。そう思い、重たい体を引きずってやっと何か食べる物を作ってみても、食事を目の前にすると全く食べる気がおきない。一口、二口食べてみて、喉に詰まるような感じを覚え、結局残りは捨ててしまう。
うつ病になり始めた頃もそうだったなぁ、と思い返す。みるみる5kgぐらい痩せて、一番細いパンツでも入るようになったので、ある意味嬉しかった。が、あの頃は他の人から見ると、「痩せた」というより「やつれた」という感じで、痛々しかったらしい。
今は、薬の副作用と運動不足で、当時より10kg以上太った。リバウンドもいいところだ。今回、この食欲不振がまたうつ病の再発だとしても、少しぐらい痩せたっていいじゃないか。とにかく、食べたくもないものを作る作業が一番つらい。
しかしまた一方で、症状が治った頃に体重がさらにリバウンドするのかと思うと、それもつらい。変な葛藤にさいなまれる毎日である。
ものすごく古い歌だが、まあ聞いてほしい。おじさん達とカラオケに行った時に、聞いたことがあるかもしれない。ちょっと経験を積んだ女性なら、必ず泣ける歌である。
まだ髪の毛がある頃の松山千春さんの動を貼っておく。声がとてもきれい。前半のみです。
動画にはなかったが、2番の歌詞がまた泣けるのだ。
これからは、昔の歌をカバーしたりリメイクしたりするのが増えてくると、この前どこかのテレビで誰かが言っていた。古くても、いい歌はいいものだ。メロディーがしっかりしているので、多少アレンジを変えても崩れないのだそうだ。
私も年なのだろうか、こういうしんみりした歌を聞きながら、ホロホロと泣くのが似合うようになってきた気がする。「私も疲れたみたい・・・・。」そう思いながら、つぶやくように歌ってみる。
これ、実は1978年の歌らしい。いつの時代も男女の関係は同じなのだなと思った。やはり人間は急激に学習して進化する生き物ではないらしい。恋 (Lylic and Music by 松山千春)
愛することに疲れたみたい 嫌いになったわけじゃない
部屋の灯りはつけて行くわ 鍵はいつものゲタ箱の中
きっとあなたはいつものことと 笑いとばすにちがいない
だけど今度は本気みたい あなたの顔もちらつかないわ
男はいつも待たせるだけで 女はいつも待ちくたびれて
それでもいいとなぐさめていた それでも恋は恋
まだ髪の毛がある頃の松山千春さんの動を貼っておく。声がとてもきれい。前半のみです。
動画にはなかったが、2番の歌詞がまた泣けるのだ。
そして生まれ変わっても同じようにヘマをするのだろう。同じような男につまずくのだろう。「あなたになんか」というところに未練がにじみでてて、また泣ける。それにしても、男だてらにこの歌詞を書き上げた松山千春には恐れ入る。今度生まれてくるとしたなら やっぱり女で生まれてみたい
だけど二度とヘマはしない あなたになんかつまずかないわ
これからは、昔の歌をカバーしたりリメイクしたりするのが増えてくると、この前どこかのテレビで誰かが言っていた。古くても、いい歌はいいものだ。メロディーがしっかりしているので、多少アレンジを変えても崩れないのだそうだ。
私も年なのだろうか、こういうしんみりした歌を聞きながら、ホロホロと泣くのが似合うようになってきた気がする。「私も疲れたみたい・・・・。」そう思いながら、つぶやくように歌ってみる。
私は、学生時代「体育会」という組織に所属していた。正式に書くと「體育會」である。要は、チャラチャラしたサークルとは違って、理不尽な上下の関係も乗り越えつつ、真面目にスポーツに取り組む団体である。
私のいた「硬式庭球部」には、妙な伝統というか、決まりごとがあった。コートに入るときは「こんにちは(ちわ)」出るときは「失礼します(つれっしや)」と叫ぶ。先輩がコートに出入りする度に、後輩は同じように挨拶をしなければいけない。コートの外でも先輩とすれ違うときは「こんにちは(ちわ)」と叫ぶ。先輩に転がっているボールを拾わせてはいけない。もし拾わせてしまったら走って受け取りに行き、「すみません(せっ)」「ありがとうございました(したっ)」と叫ぶ。移動はダッシュで走らなければいけない。先輩がボールを要求したら、ワンバウンドで先輩が出した手のところにきっちり投げなければいけない。ちょっとでもズレると「この下手糞がっ」とどなられ、「すみません(せっ)」と言いながらその外れたボールをまた走って拾いに行かなければならない。
服装も厳しかった。エリつき白基調。ウォームアップ(ウィンブレ)は前を閉じる。立っているときの手は後ろに組む。よくわからないが、それが伝統であって、それに逆らうものは血祭りに上げられるしきたりなのだ。
ところが3年生のある日。「フリー練」という、自由に部員がコートで練習できる平日の午後、2年生の男の子が、新しいウェアを着てコートに現れた。それが何と言うか、サッカーのレフリーみたいな、白と黒のストライプの模様なのだ。
私と同期の友人達はざわざわと審議を始める。「あれって白地に黒?」「どっちかっていうと黒地に白じゃない?」「でもエリは白だよね」「だけど黒い縞の方が幅が太くない?」「それ目の錯覚じゃないの?」「びっみょー」「あれOBに見つかって怒られるの私たちなんだよね」「ちょっと注意してみようか」
審議の結果、その2年生の男の子をコートの外に呼び出した。ちょっとちょっと。
今思えば、「體育會」のあの理不尽な戒律は一体なんだったのだろう。理由もわからず、みんなで必死に守り続けていた。ちなみに、120年以上の伝統と格式を持つ「ウィンブルドン選手権」では、今なお練習の時でさえ、白を基調としたウェアとシューズを義務づけているという。普段ハチャメチャな格好をしているアメリカやブラジルの選手が、白いウェアを着て、皇室の方々に一礼をしているのがまた面白い。
こんな私は、青い柔道着を初めて見たときに「ありえない!」と思ったのだが、あの柔ちゃんが「カラフルでいいんじゃないですか」とニコニコして言っていたので拍子抜けしてしまった。伝統ってなんだろう。
私のいた「硬式庭球部」には、妙な伝統というか、決まりごとがあった。コートに入るときは「こんにちは(ちわ)」出るときは「失礼します(つれっしや)」と叫ぶ。先輩がコートに出入りする度に、後輩は同じように挨拶をしなければいけない。コートの外でも先輩とすれ違うときは「こんにちは(ちわ)」と叫ぶ。先輩に転がっているボールを拾わせてはいけない。もし拾わせてしまったら走って受け取りに行き、「すみません(せっ)」「ありがとうございました(したっ)」と叫ぶ。移動はダッシュで走らなければいけない。先輩がボールを要求したら、ワンバウンドで先輩が出した手のところにきっちり投げなければいけない。ちょっとでもズレると「この下手糞がっ」とどなられ、「すみません(せっ)」と言いながらその外れたボールをまた走って拾いに行かなければならない。
服装も厳しかった。エリつき白基調。ウォームアップ(ウィンブレ)は前を閉じる。立っているときの手は後ろに組む。よくわからないが、それが伝統であって、それに逆らうものは血祭りに上げられるしきたりなのだ。
ところが3年生のある日。「フリー練」という、自由に部員がコートで練習できる平日の午後、2年生の男の子が、新しいウェアを着てコートに現れた。それが何と言うか、サッカーのレフリーみたいな、白と黒のストライプの模様なのだ。
私と同期の友人達はざわざわと審議を始める。「あれって白地に黒?」「どっちかっていうと黒地に白じゃない?」「でもエリは白だよね」「だけど黒い縞の方が幅が太くない?」「それ目の錯覚じゃないの?」「びっみょー」「あれOBに見つかって怒られるの私たちなんだよね」「ちょっと注意してみようか」
審議の結果、その2年生の男の子をコートの外に呼び出した。ちょっとちょっと。
なんと!確信犯だったのか。彼曰く、買ってみたものの、あまりにも微妙なので、「フリー練」の時に試してみようと思ったとのことだった。さすがに全部員とOBが勢ぞろいする「義務練」で、初めて着るのはためらわれたらしい。結局、「君子危うきに近寄らず」(教養のある人間は最初から危険を避ける、という意味)という事で、彼のそのウェアはお蔵入りになった。デートのテニスの時にでも着てください。「きみ、その服・・・」
「あ、やっぱだめっすかね」
今思えば、「體育會」のあの理不尽な戒律は一体なんだったのだろう。理由もわからず、みんなで必死に守り続けていた。ちなみに、120年以上の伝統と格式を持つ「ウィンブルドン選手権」では、今なお練習の時でさえ、白を基調としたウェアとシューズを義務づけているという。普段ハチャメチャな格好をしているアメリカやブラジルの選手が、白いウェアを着て、皇室の方々に一礼をしているのがまた面白い。
こんな私は、青い柔道着を初めて見たときに「ありえない!」と思ったのだが、あの柔ちゃんが「カラフルでいいんじゃないですか」とニコニコして言っていたので拍子抜けしてしまった。伝統ってなんだろう。
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