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たんぽぽ
2007.11.04 Sun 19:00 | 19 | 音楽
 昔「19(ジューク)」という2人組のバンド(最初は3人組のユニット)がいて、すごくすごーく好きだった。その名の通り19歳の時に結成したバンドで、元気な歌なのに、どこか若者特有のせつなさが漂っていて、夢と苦悩を同時に抱えているような、訳のわからない歌詞が好きだった。
 その2人組もだんだん若くなくなってきて、と言ってもわずか3~4年で、よくある「音楽性の違い」で解散する事になってしまった。そして2002年に出した最後のシングルがこれだった。

蒲公英―たんぽぽ― Music & Lylic by 岡平健治

一人でいるとさみしいのかな みんなでいると楽しいのかな
一人でいると考えてしまう 何かやるコト他にないかな

季節来れば新しい めまぐるしく流れてゆく
つま先立ててがんばっても 少し涙あふれでる
いつか届くだろう 空を舞うぼくたちは 風と一緒に加速してゆく

一緒に咲こう 僕たちは笑おう また秋に飛んでいけるように
僕たちは 空を飛ぶ花になる 青空へ少しずつ自由に
でこぼこ道や かたい道でも ゆっくり咲こう そこで花になろう

 最後まで甘酸っぱい歯がゆさを残していってくれた。ファンでこんな感想を持っていたのは私だけかもしれないが。大人になっていく事って、いつまでも楽しいままじゃいられない事って、寂しいなって痛烈に思ったのだった。

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消えそう
 少し凹んだ。いやかなり凹んでいる。ネットでつながってるなんて、私の独りよがりだったのかな。だんだんネット上でも私の存在なんて忘れ去られて、影がうすくなっていくのがわかる。よく心霊写真で足が消えるとかあるけど、あんな状態だ。実際、心がどこかへ行ってしまっていると写真に写らなくなったりするらしい。

 寂しくてブログ(日記)サーフィンしてみても、素直に受け止めきれない。幸せな人のブログを読むといいなあと思う。でも私にはもうそんな生活は訪れないだろうと思う。私より辛い人のブログを読むと偉いなあと思う。だからと言って「私の方がまだましだ、頑張ろう」とは思えない。変わってあげたいと思うだけだ。

 私の視力は両目とも1.5である。もしかしたら2.0かもしれない。だが最近、自分があまり視覚に頼っていないような気がしてきた。日々の生活ぐらいならば、目を閉じていても事足りる。むしろ目を閉じていた方が、見たくないものを見なくてすむので精神的に楽なときがある。うつ病になってからは特に、他人と目を合わせるのが嫌で、目を閉じて歩いていることもある。
 同じように耳をふさぐ事もある。耳が良すぎるみたいで、いろいろな音が聞こえすぎてしまうからだ。というか耳のアンプが壊れているのかもしれない。いらない雑音まで拾ってしまう。近くで大きな物音を立てられると、頭までキーンとなる。だから私は時々自分で耳をふさぐ。

 目の不自由な人に、耳が不自由な人に悪いと思う。せっかく五体満足に生んでもらったのに、使いこなせていない。これもある意味病気で、体の制御機能がおかしいだけなんだと思うが、うつ病って目に見えない病気だけに辛い。いま目を欲している人、耳を欲している人にあげたいと、半分本気で思ってしまう。だって使いこなせていないんだもの。

 ああ今日は何をしようか。1日1日確実に死へ近づいているというのに、この緊張感のなさ。早くいなくなっちゃえばいいのに。こうやって困らせる事でしか自分の存在をアピールできない不器用な私を、もう少し見ていてもらえませんか。