2008.02.01
嘔吐
昨日、フェレットのどんぐりちゃんが吐いた。それまで元気にウンチしておやつ食べて遊んでいたが、何やら突然「クェークェー」と小さい声を出して苦しみ始めたのだ。全身を使って何かを吐き出そうとしているものの、なかなか出ないようだ。
いつもなら呼べば飛んでくるのに来ないし、大好きなおやつを鼻に近づけても見向きもしない。それどころか私が近づくと逃げてしまう。あちこち逃げ回って白っぽい胃液を5回ぐらい戻したであろうか。そして結局、彼は力尽きて寝てしまった。だが夜中にも何度か起きて、「クェッ(人間でいうところのオェッ)」となっているようだった。
実家の猫が毛玉をしょっちゅう吐いていたので、ペットが吐くことに対する耐性はついている私だが、どんぐりちゃんが胃液を吐いたのは初めてで、オロオロ・・・するかと思ったが、感情のない私はオロオロもしないらしい。冷静にネットで「フェレット 吐き気」の検索をしていた。
「-フェレット☆モード-」という個人でやっていらっしゃるサイトに、フェレットの病気が症状別にまとめてあるページがある。食べすぎや、フードが喉につまっての嘔吐なら心配はいらないそうだ。
「インスリノーマ(すい臓にできる悪性腫瘍)」という、フェレットの3大死因の一つの場合でも嘔吐をするそうだが、この病気は他にも特徴的な症状があり「ぼーっとしている」「口を手でかきむしる」「下痢が続く」など、どんぐりちゃんには当てはまらない。あとは「毛球症」か「誤食」か。そういえば数日前から新しく増やしたトイレ砂で遊んでいて、昨日も遊んでいたかもしれない。
とにかく一晩様子を見ることにした。2日続くようなら病院へ行った方がいいというアドバイスの掲示板もみつけた。
そして今朝、何もなかったように朝ごはんを食べ、クックックッと走り回ってあそぶどんぐりちゃんがいた。安心すると同時に、あまり触らないようにしようとか、変に「動物」に対して少し距離をあけてしまう私がいる。「動物愛護」ってなんだろう。あれから最近ずっと考えている。
「誤飲」は飼い主の責任だ。24時間放牧をしている私が悪い。でもずっとケージに入れっぱなしもかわいそう。かといって、四六時中目を離さないなんて無理。
「毛玉症」も気付かないのは飼い主の責任か。だが、動物の毛づくろいは当たり前。それが貯まってしまうのも仕方のないこと。自然の摂理なのだからいちいち驚いてはいけない。猫などでいえば、普通は野原の草をわざと食べて一緒に吐く。それができない家猫用には、売られている「ネコちゃんのサラダ」という雑草を育てていた。フェレットにはそういうものはないのだろうか。一応毛玉排出の薬「ラクサトーン」を舐めさせてはいるのだが、もっと予防のためにブラッシングとかしないといけないのかもしれない。シャンプーもしてあげたいが、泳げないどんぐりちゃんを水にいれるのは「動物虐待」なのかもしれないと思うと、何もできない。
頭でっかちの私は、考えすぎて何もできなくなっている。とにかくどんぐりちゃんが吐いたのは全部私のせいだと思って、ただただ遠くからどんぐりちゃんに謝っている。そして、「そんな事ないよ。」と誰かに言ってもらいたくて、こうしてブログに公表する日々。
きっと子育てって、もっともっと大変なんだろうな。育児ノイローゼになる人の気持がわかるような気がした。責めるのは簡単。受け止める方は深刻。情報は氾濫。孤独。自信喪失。自己批判。
いつもなら呼べば飛んでくるのに来ないし、大好きなおやつを鼻に近づけても見向きもしない。それどころか私が近づくと逃げてしまう。あちこち逃げ回って白っぽい胃液を5回ぐらい戻したであろうか。そして結局、彼は力尽きて寝てしまった。だが夜中にも何度か起きて、「クェッ(人間でいうところのオェッ)」となっているようだった。
実家の猫が毛玉をしょっちゅう吐いていたので、ペットが吐くことに対する耐性はついている私だが、どんぐりちゃんが胃液を吐いたのは初めてで、オロオロ・・・するかと思ったが、感情のない私はオロオロもしないらしい。冷静にネットで「フェレット 吐き気」の検索をしていた。
「-フェレット☆モード-」という個人でやっていらっしゃるサイトに、フェレットの病気が症状別にまとめてあるページがある。食べすぎや、フードが喉につまっての嘔吐なら心配はいらないそうだ。
「インスリノーマ(すい臓にできる悪性腫瘍)」という、フェレットの3大死因の一つの場合でも嘔吐をするそうだが、この病気は他にも特徴的な症状があり「ぼーっとしている」「口を手でかきむしる」「下痢が続く」など、どんぐりちゃんには当てはまらない。あとは「毛球症」か「誤食」か。そういえば数日前から新しく増やしたトイレ砂で遊んでいて、昨日も遊んでいたかもしれない。
とにかく一晩様子を見ることにした。2日続くようなら病院へ行った方がいいというアドバイスの掲示板もみつけた。
そして今朝、何もなかったように朝ごはんを食べ、クックックッと走り回ってあそぶどんぐりちゃんがいた。安心すると同時に、あまり触らないようにしようとか、変に「動物」に対して少し距離をあけてしまう私がいる。「動物愛護」ってなんだろう。あれから最近ずっと考えている。
「誤飲」は飼い主の責任だ。24時間放牧をしている私が悪い。でもずっとケージに入れっぱなしもかわいそう。かといって、四六時中目を離さないなんて無理。
「毛玉症」も気付かないのは飼い主の責任か。だが、動物の毛づくろいは当たり前。それが貯まってしまうのも仕方のないこと。自然の摂理なのだからいちいち驚いてはいけない。猫などでいえば、普通は野原の草をわざと食べて一緒に吐く。それができない家猫用には、売られている「ネコちゃんのサラダ」という雑草を育てていた。フェレットにはそういうものはないのだろうか。一応毛玉排出の薬「ラクサトーン」を舐めさせてはいるのだが、もっと予防のためにブラッシングとかしないといけないのかもしれない。シャンプーもしてあげたいが、泳げないどんぐりちゃんを水にいれるのは「動物虐待」なのかもしれないと思うと、何もできない。
頭でっかちの私は、考えすぎて何もできなくなっている。とにかくどんぐりちゃんが吐いたのは全部私のせいだと思って、ただただ遠くからどんぐりちゃんに謝っている。そして、「そんな事ないよ。」と誰かに言ってもらいたくて、こうしてブログに公表する日々。
きっと子育てって、もっともっと大変なんだろうな。育児ノイローゼになる人の気持がわかるような気がした。責めるのは簡単。受け止める方は深刻。情報は氾濫。孤独。自信喪失。自己批判。
2008.02.01
餃子とテレビ出演
『毒入り冷凍餃子』事件が世間を騒がせている。
この私、実は冷凍餃子が大好きだ。簡単に調理できるし、意外とおいしい。ただ、近所のスーパーの仕入れの関係で、『味の素』と『餃子の王将』の冷凍餃子しか食べたことはない。両メーカーとも今回の騒動には無関係のようだ。だが風評被害はすごいだろうなあと、お察し申し上げる。正直、私もしばらくは買う気にならない。
冷凍庫を覗くとこんなモノがあった。そういえば先日、うちの彼が別のスーパーから『手造り水餃子』なるものを買ってきたことを思い出した。半分ぐらい食べてしまったのだが、これ大丈夫なのか。大丈夫じゃないと言われても食べてしまったものは仕方ない。しかもかなりおいしかった。ふと裏面を見ると。ちょ!

いやいや落ち着け。輸入元が今回公表されている19社には入っていないから、きっと大丈夫なのだ。というか既に食べているし。だが残りを食べるかどうかは、正直微妙なところだ。
ちなみに。何かのポイントに釣られて登録した「media park」という、テレビや雑誌に参加する人を募集するサイトで、現在も「真相報道バンキシャ!」や「TBSのニュース」などで”中国製ギョーザや中国製の冷凍食品を購入した方、食べた方”を募集中である。顔出し、謝礼は応相談。
昨日も、どこからこんなに見つけてきたのだろう?と思うぐらい、ただ同じ餃子を買っただけの主婦たちが冷凍庫を開けて不安そうにテレビ出演していたが、こうしたサイトで応募ができるのである。みなさん自然な演技力がすばらしかった。
このサイト、『募集中一覧を見る』を見ればいろいろな募集中の案件がズラっとあって、見ているだけで面白い。そうそう、「テレビ朝日サンデースクランブル」で2/15まで『ネットカフェ難民募集』をしている。謝礼は撮影取材成立の場合2万円以上。お知らせまで。
この私、実は冷凍餃子が大好きだ。簡単に調理できるし、意外とおいしい。ただ、近所のスーパーの仕入れの関係で、『味の素』と『餃子の王将』の冷凍餃子しか食べたことはない。両メーカーとも今回の騒動には無関係のようだ。だが風評被害はすごいだろうなあと、お察し申し上げる。正直、私もしばらくは買う気にならない。
冷凍庫を覗くとこんなモノがあった。そういえば先日、うちの彼が別のスーパーから『手造り水餃子』なるものを買ってきたことを思い出した。半分ぐらい食べてしまったのだが、これ大丈夫なのか。大丈夫じゃないと言われても食べてしまったものは仕方ない。しかもかなりおいしかった。ふと裏面を見ると。ちょ!
いやいや落ち着け。輸入元が今回公表されている19社には入っていないから、きっと大丈夫なのだ。というか既に食べているし。だが残りを食べるかどうかは、正直微妙なところだ。
ちなみに。何かのポイントに釣られて登録した「media park」という、テレビや雑誌に参加する人を募集するサイトで、現在も「真相報道バンキシャ!」や「TBSのニュース」などで”中国製ギョーザや中国製の冷凍食品を購入した方、食べた方”を募集中である。顔出し、謝礼は応相談。
昨日も、どこからこんなに見つけてきたのだろう?と思うぐらい、ただ同じ餃子を買っただけの主婦たちが冷凍庫を開けて不安そうにテレビ出演していたが、こうしたサイトで応募ができるのである。みなさん自然な演技力がすばらしかった。
このサイト、『募集中一覧を見る』を見ればいろいろな募集中の案件がズラっとあって、見ているだけで面白い。そうそう、「テレビ朝日サンデースクランブル」で2/15まで『ネットカフェ難民募集』をしている。謝礼は撮影取材成立の場合2万円以上。お知らせまで。
2008.02.02
命題
昨日の夜から考えている1つの事がある。それを題材に童話でも書こうかと思ったが、どうも結論がまとまらない。
そのテーマはこれだ。私の仮説:
長い時間を有意義に費やすには、解けない問題を与えるのが一番”暇潰し”になるという事だ。
まあ最近の実情から言えば、最初から「こりゃ無理だ。」と思った子供達は、真剣に問題に取り組むことなどしないだろうが。ものの5分で不要となったプリント用紙の紙飛行機が飛び始め、プロレス大会が始まるだろう。
私は、幾多の天才たちが魅了され人生のすべてを賭けて挑み、そして敗れ去ってきたという『ポアンカレ予想』の記事を思い出した。ポアンカレ予想は、100年間誰も解けなかった難問である。懸命な数学者達はみな途中でこの難問から手を引いて、中には別の道で成功をおさめ大金持ちの生活を送っている者もいる。
そう、確かに難問から早々と撤退して、好きな事を、そして比較的楽な事をしたほうが、人生は楽しいのかもしれない。
だが、100年で唯一ポアンカレ予想を解いたペレリマン博士は、数学界最高の栄誉とされるフィールズ賞も100万ドルの賞金も拒否して、今でもヒキコモリの生活を送っている。”解けない問題を解いてしまった”彼は、何を見たのだろうか。大金持ちの人生よりも、もっと美しく幸せな崇高な境地にまで辿り着いたのだろうか。
「人はなんのために生きるか」。この問題を、生きているうちに解いた者はいるのだろうかとふと思った。幾多の哲学者や作家たちが、この問題に行き詰って自ら命を断ったように思う。それとも、問題を解いてしまって満足し、あるいは絶望し、こうした結末を選んだのかもしれない。
私はこの問題に挑むべきなのか。手を引くべきなのか。
そのテーマはこれだ。私の仮説:
例えば自習時間に、先生がわざと難しい1つの問題を与えて教室を去っていく。子供達は必死に解こうとして問題と格闘し、気が付くと1時間経ってしまう。どうしても解けない子供達が、答えを聞きに職員室に行くと、先生は笑って言う。「答えなんか、初めからないんだよ。」人生の長い時間は、「人はなんのために生きるか」という解けない問題を解くためにある。
〜by ぐりえ
長い時間を有意義に費やすには、解けない問題を与えるのが一番”暇潰し”になるという事だ。
まあ最近の実情から言えば、最初から「こりゃ無理だ。」と思った子供達は、真剣に問題に取り組むことなどしないだろうが。ものの5分で不要となったプリント用紙の紙飛行機が飛び始め、プロレス大会が始まるだろう。
私は、幾多の天才たちが魅了され人生のすべてを賭けて挑み、そして敗れ去ってきたという『ポアンカレ予想』の記事を思い出した。ポアンカレ予想は、100年間誰も解けなかった難問である。懸命な数学者達はみな途中でこの難問から手を引いて、中には別の道で成功をおさめ大金持ちの生活を送っている者もいる。
そう、確かに難問から早々と撤退して、好きな事を、そして比較的楽な事をしたほうが、人生は楽しいのかもしれない。
だが、100年で唯一ポアンカレ予想を解いたペレリマン博士は、数学界最高の栄誉とされるフィールズ賞も100万ドルの賞金も拒否して、今でもヒキコモリの生活を送っている。”解けない問題を解いてしまった”彼は、何を見たのだろうか。大金持ちの人生よりも、もっと美しく幸せな崇高な境地にまで辿り着いたのだろうか。
「人はなんのために生きるか」。この問題を、生きているうちに解いた者はいるのだろうかとふと思った。幾多の哲学者や作家たちが、この問題に行き詰って自ら命を断ったように思う。それとも、問題を解いてしまって満足し、あるいは絶望し、こうした結末を選んだのかもしれない。
私はこの問題に挑むべきなのか。手を引くべきなのか。
2008.02.02
動画と字幕
たびたびブログに登場している私の彼は、何度も言っているとおり一度に一つの事しかできない典型的な”男性脳”の持ち主である。見るときは見る。読むときは読む。聞くときは聞く。脳科学的に言えば、『脳梁』が細いのだろう。それはまあ仕方のない事だし、別にいいのだが、先日すごい事に気づいた。
私がおもしろいニコニコ動画を発見して、彼に「これ見て!」と教えてあげた時のこと。たしかあの”中東の笛”が見られる『アジア予選日本対クウェート』の動画だったであろうか。
ニコニコ動画特有の大量に流れる弾幕コメントと、時々混ざるプチハンドボール解説コメント。そして、私がさらに重ねて解説をするものだから、彼の頭の中はシッチャカメッチャカになったらしい。とうとう彼が「そんなに一度に見れないよ!!」と涙目になってしまった。
えー。そういうものなのか。とにかく私のお喋りが一番邪魔だという事に気付き、私はすごすご退散したわけで。
そして私はふと思った。ニコニコ動画だって日本語字幕つきの外国映画だって同じようなものではないか。彼はどうやって洋画を見ているのだろう。もしやと思って先ほどおそるおそる彼にその事を聞いてみた。すると彼の答えは想像を絶するというか想像通りというか、こんな返事が返ってきた。
私がおもしろいニコニコ動画を発見して、彼に「これ見て!」と教えてあげた時のこと。たしかあの”中東の笛”が見られる『アジア予選日本対クウェート』の動画だったであろうか。
ニコニコ動画特有の大量に流れる弾幕コメントと、時々混ざるプチハンドボール解説コメント。そして、私がさらに重ねて解説をするものだから、彼の頭の中はシッチャカメッチャカになったらしい。とうとう彼が「そんなに一度に見れないよ!!」と涙目になってしまった。
えー。そういうものなのか。とにかく私のお喋りが一番邪魔だという事に気付き、私はすごすご退散したわけで。
そして私はふと思った。ニコニコ動画だって日本語字幕つきの外国映画だって同じようなものではないか。彼はどうやって洋画を見ているのだろう。もしやと思って先ほどおそるおそる彼にその事を聞いてみた。すると彼の答えは想像を絶するというか想像通りというか、こんな返事が返ってきた。
あらやだ。「うん。たまに字幕を追ってて、画面で何やってるのか見れないときがある。」
2008.02.02
こえよう!走りの限界
今朝の「課外授業〜ようこそ先輩〜」は、「こえよう!走りの限界」というテーマで、為末大選手が先生であった。「日本人は背が低くて足が短いからメダルを取ることはありえない。」そんな陰口を吹き飛ばして400mハードルで2度の世界陸上銅メダルを獲得した、『侍ハードラー』こと為末さん。私は彼のように努力をいとわない『求道者』が大好きである。自分ができないからかもしれないが、彼のような人物には、日本人の真髄を見るような気がする。
為末さんは小学5年生を相手に、いきなり「1ヶ月後までに100m走の記録を1秒速くしてください。」という課題を出す。そしてまず「100mを速く走る走り方は?」と質問をしたところ、今まで子供達が教わってきた事は、私もよく聞く事ばかり。
為末さんが見つけた速く走る極意、それはなんと忍者走法であった。
骨盤が地面に対して垂直な西洋人に対して、日本人は猫背が多く骨盤が後ろに傾いている。日本人がその状態で西洋人の真似をしてももを上げて走ると、骨盤が上下に動いてしまいスピードが低下してしまうのだ。もともと日本人は『すり足』をしてきた民族である。『すり足』になると骨盤が安定して前に進みやすくなるのだそうだ。
そのために為末さんは、子供達に体育館でスリッパを履いて走る練習をさせることにした。スリッパが落ちないように走るためには、すり足になり、さらにどうしても自分の足の上に体が乗っていかざるをえない。それが自然と前へと進む力になるのだそうだ。
子供達は楽しそうに練習を始め、その日最後に計ったタイムは、練習をする前より速くなる子が多かった。
為末さんは言う。
為末選手はシドニーオリンピックで、日本中の期待を受けながらも転倒により予選落ち。世界の壁を痛感し、自分には何が足りないのかを求めて単身渡米した。欧米の選手といっしょにウエイトトレーニングを積み、体重も7kg増えたが、肝心のスピードが落ちた。そこで彼は気付いたそうだ。欧米人の真似をしても速く走れない。『速い人の真似をすれば速く走れる。』というところから『何気なく行動してることに全部理由があるんじゃないか。』と考えるようになったと言う。
そして彼は、余分な筋肉をそぎ落とし、自分の体にあった走り、日本人の体にあった走りを模索していく。その中で見出した走りの1つがあの忍者のすり足だったそうだ。
為末さんが子供達の走り方をVTRで解析すると、子供達には大きく分けて3つの悪い癖があった。3週間後、為末さんはそれぞれの癖グループに合った練習方法をさらに伝授する。
初めての日から1ヵ月後。子供達の発表会当日。全校児童700人が見守る中、緊張を興奮に変えて、気持ちをハイテンションにした子供達は、次々と目標を達成していった。1秒短縮という目標を達成した子は29人中10人だけであったが、全員が一ヶ月前の記録を更新。しかも平均で0.7秒速くなっていた。
為末さんは、最後に、目標を達成できなかった子たちにもエールを送った。
現役オリンピック選手という立場だからか、やはり精神的に強い人だなあと思った。今なお戦い続けている、まさに『侍』であった。
私は為末さんのお話を通して、次の事を学んだ。「人の真似をしない。」「自分をよく知る。」「変化を恐れない。」「前の自分に勝てなくても投げ出さない。」「自分を信じる。」
いつか年をとり現役を引退して指導者となったとき、またお話を聞いてみたい人の一人である。
為末さんは小学5年生を相手に、いきなり「1ヶ月後までに100m走の記録を1秒速くしてください。」という課題を出す。そしてまず「100mを速く走る走り方は?」と質問をしたところ、今まで子供達が教わってきた事は、私もよく聞く事ばかり。
- 手を大きく振る
- アゴを引く
- ももを高く上げる
為末さんが見つけた速く走る極意、それはなんと忍者走法であった。
骨盤が地面に対して垂直な西洋人に対して、日本人は猫背が多く骨盤が後ろに傾いている。日本人がその状態で西洋人の真似をしてももを上げて走ると、骨盤が上下に動いてしまいスピードが低下してしまうのだ。もともと日本人は『すり足』をしてきた民族である。『すり足』になると骨盤が安定して前に進みやすくなるのだそうだ。
そのために為末さんは、子供達に体育館でスリッパを履いて走る練習をさせることにした。スリッパが落ちないように走るためには、すり足になり、さらにどうしても自分の足の上に体が乗っていかざるをえない。それが自然と前へと進む力になるのだそうだ。
子供達は楽しそうに練習を始め、その日最後に計ったタイムは、練習をする前より速くなる子が多かった。
為末さんは言う。
速い子を速くするんじゃなくて、みんなが自分の限界を超えることが陸上の一番大事なところ。前の自分よりすごくなること。そのことを楽しんでくれればいい。
為末選手はシドニーオリンピックで、日本中の期待を受けながらも転倒により予選落ち。世界の壁を痛感し、自分には何が足りないのかを求めて単身渡米した。欧米の選手といっしょにウエイトトレーニングを積み、体重も7kg増えたが、肝心のスピードが落ちた。そこで彼は気付いたそうだ。欧米人の真似をしても速く走れない。『速い人の真似をすれば速く走れる。』というところから『何気なく行動してることに全部理由があるんじゃないか。』と考えるようになったと言う。
そして彼は、余分な筋肉をそぎ落とし、自分の体にあった走り、日本人の体にあった走りを模索していく。その中で見出した走りの1つがあの忍者のすり足だったそうだ。
為末さんが子供達の走り方をVTRで解析すると、子供達には大きく分けて3つの悪い癖があった。3週間後、為末さんはそれぞれの癖グループに合った練習方法をさらに伝授する。
- 足の開きが小さい子 →ペットボトルを等間隔に並べその間を走る
- 足の回転スピードが遅い子 →後ろ向きで30m走り腸腰筋(腹筋の後ろ)を鍛える
- 走るとき体が左右にブレる →トランポリンで体のバランスをとる練習をする
2007年の世界陸上で、まさかの予選落ちを経験してしまった為末さん。引退?限界?そんな噂もささやかれた。だが彼にはそれが北京オリンピックへのエネルギーになっているのだと言う。為末さんは、まだまだ変化の可能性を信じて頑張っているのだなあと、この発言からも私は感じ取ることができた。新しいものにうまくなじめずに適応できない事は多い。一時的にレベルが落ちるのだが、その後に上がってくる効果だと思う。多少レベルが落ちても、変化を恐れずにいかないと高い所へはいけないと思う。
初めての日から1ヵ月後。子供達の発表会当日。全校児童700人が見守る中、緊張を興奮に変えて、気持ちをハイテンションにした子供達は、次々と目標を達成していった。1秒短縮という目標を達成した子は29人中10人だけであったが、全員が一ヶ月前の記録を更新。しかも平均で0.7秒速くなっていた。
為末さんは、最後に、目標を達成できなかった子たちにもエールを送った。
まるで自分に言い聞かせるように『一生懸命』という言葉を何度も使って子供達に語りかけていた。悔しかったね。でも一生懸命やったっというのは、これから大事な事になります。中学生や高校生になったときに、それはすごく感じると思います。一生懸命やったけど成績が上がらない。でもそこで投げ出したらいけません。結果が出ないけれども頑張る。それが大事です。
みんなもこれからプレッシャーを受けたり、前の自分に勝てないと辛い思いをすることがあると思うけど、今日の自分を忘れないで。みんなできたんだから。
現役オリンピック選手という立場だからか、やはり精神的に強い人だなあと思った。今なお戦い続けている、まさに『侍』であった。
私は為末さんのお話を通して、次の事を学んだ。「人の真似をしない。」「自分をよく知る。」「変化を恐れない。」「前の自分に勝てなくても投げ出さない。」「自分を信じる。」
いつか年をとり現役を引退して指導者となったとき、またお話を聞いてみたい人の一人である。
2008.02.03
雪の日曜日
横浜は大雪である。道路も電車も止まっている。バスは鉄のチェーンを巻いてカラカラと走っている。写真を撮りたいところだが、その気力もないほど全身がだるい。
何かしようと思い、45×45のロジックパズルを一気に1時間かけて解いた。だが全く達成感が感じられない。今日も私は感情の糸が切れているようだ。
フェレットの泳ぐ動画にまた非難のコメントがあった。今度はイギリス人。もういい。何とでも言ってください。
当のフェレット、どんぐりちゃんは、先日嘔吐をしてしまったが、あれから2日観察していたが吐き気もないようで、今すこぶる元気になっている。それだけが安心材料だ。
じっと向き合って育ててきた時間がこれだけ長いと、さすがに呼吸でどんぐりちゃんの感情がだいぶわかってきた気がする。フェレットは声を出して鳴くことはできないが、おねだりで甘える鼻息と、怒りや不機嫌の鼻息が違う事を学んだ。遊びたくなった瞬間、飽きた瞬間、眠くなった瞬間、目の輝きと息づかいと体のキレでだいたいわかる。私のところへ小走りでやってきて口の周りをペロペロ舐めてくれる時は、そろそろ毛づくろいして寝ますよのサイン。私はおやすみのチューと呼んでいる。どんぐりちゃんは寝言も言う。いびきもかく。でもそれを知っているのは世界中で私だけ。それだけが私の誇りなのだ。今の私が誇れる事はそれしかないのだ。それで十分だ。
何かしようと思い、45×45のロジックパズルを一気に1時間かけて解いた。だが全く達成感が感じられない。今日も私は感情の糸が切れているようだ。
フェレットの泳ぐ動画にまた非難のコメントがあった。今度はイギリス人。もういい。何とでも言ってください。
当のフェレット、どんぐりちゃんは、先日嘔吐をしてしまったが、あれから2日観察していたが吐き気もないようで、今すこぶる元気になっている。それだけが安心材料だ。
じっと向き合って育ててきた時間がこれだけ長いと、さすがに呼吸でどんぐりちゃんの感情がだいぶわかってきた気がする。フェレットは声を出して鳴くことはできないが、おねだりで甘える鼻息と、怒りや不機嫌の鼻息が違う事を学んだ。遊びたくなった瞬間、飽きた瞬間、眠くなった瞬間、目の輝きと息づかいと体のキレでだいたいわかる。私のところへ小走りでやってきて口の周りをペロペロ舐めてくれる時は、そろそろ毛づくろいして寝ますよのサイン。私はおやすみのチューと呼んでいる。どんぐりちゃんは寝言も言う。いびきもかく。でもそれを知っているのは世界中で私だけ。それだけが私の誇りなのだ。今の私が誇れる事はそれしかないのだ。それで十分だ。
















