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よろこんでもらう
 今日の「課外授業~ようこそ先輩」は、『できるかな』の”のっぽさん”こと高見のっぽさんが先生だった。のっぽさんも今では73歳。「じいさんになってどうしても伝えておかなくてはならないことがある」そんな思いから、授業のテーマは「人と人がつながることの大切さ」だった。

 のっぽさんは授業にあたってこう語る。

今の子供達は、一人で生きられないとかそういう感じ方っていうのが希薄で自分勝手だから。自分以外にいろんな人がいて、その人たちと一緒に生きてかなきゃいけません、それが出ればいいなと思ってますけど。

授業の課題は、ロシア民話「おおきなかぶ」を劇として演じ、お客さんも呼んで見せるというものだった。劇を見せることは、ある種の交流のひとつだと、のっぽさんは言う。

 のっぽさんが作った「おおきなかぶ」の劇は、音楽に合わせて歌や踊りで物語を表現するもので、小さな子供でも楽しみながら演じることができるものになっていた。だが子供達はふざけてばかりで、なかなか本気になれない。「踊りとかちょっと恥ずかしい。」「”うんとこどっこい”とかちょっとガキっぽくって抵抗がある。」そんな事を口にする子供達。
 それでものっぽさんは、「けっこうです!」「大変けっこう!」と、ほめすぎかと思うぐらいに子供達をほめていた。

よかないんですけど、『いいよ』って言いながら『おまえわかってるよな?おれはちょっとお世辞で言ってるぜ?』っていうのは、ちゃんと向こうにわかるように言います。それはその通りですから。子供達はわかってますよ。でもけなすよりは、ほめたほうがいいですから。むこうもしょうがないから『え、ありがとうございます。』って言うんです。だから案外『頼むぜ!』っていうと『はい!』ってなるじゃないですか。

子供達のやる気を出させるには、まず自信を持たせることだそうだ。

 1990年に『できるかな』は終了したが、のっぽさんはその後もいろんな場でじかに子供達と向き合ってきた。その活動の中で、今の子供達は人と触れ合う機会があまりにも少ないことに気づいたのっぽさん。人とのふれあいを大切にしてほしいという思いをこめて作詞をしたのが「ハーイ!グラスホッパー」という曲だった。

みんなのうたより 「ハーイ!グラスホッパー」

ハーイ!グラスホッパー 作詞:高見のっぽ
  :
こども 「おじいちゃん おはようございます!」
のっぽ 「あ、どうもごていねいに。おはようございます。」
こども 「おはようデス」
のっぽ 「いや、じつにけっこうなあいさつですな。」
のっぽ 「さて、しょくん!あいさつがなぜダイジかおわかりですかな?」
こども 「うん!わたしはあなたとおなかまですよう。よろしくねぇ!ってコトでしょ?」
のっぽ 「そのとおり!」
のっぽ 「かわいいキミたちに『よろしくねぇ』といわれた私のむねはキューン!」
こども 「おじいちゃん おはようデス」
のっぽ 「キューン!」
  :
♪ みんな友達さ あふれる思いを伝えよう
♪ どうぞよろしく いつまでもね いつまでもね

のっぽさんは、このビデオを子供達に見せた後、こう言った。

人はね一人じゃ生きられない。みんなと生きていかなきゃいけません。で、みんなと一緒に生きていくためには、『私とあなたはお仲間です』という合図が必要です。この合図は、「おはようございます」だったり「こんにちは」だったり、「こんばんは」、「ありがとう」、「どうも」だったり。
練習しているお芝居も、これはお芝居ですけど、ある意味で仲間に対する挨拶なんです。私達がたとえば劇をやって面白かったら、その面白い感じを感じてもらって、お客さんに見てもらう。それが挨拶だと。そのつもりでやってくださいよ。


 発表会の当日。近所の子供達やお年寄りを180人も招待して、子供達が一生懸命演じた劇は大成功だった。練習時間は短かったが、みんな一生懸命楽しそうに演じていた。
 舞台が終わった後、のっぽさんにうながされて観客のみなさんに、感謝の気持ちをこめて握手をする子供達。「元気をもらいました。」「ありがとう。」そう言われた子供たちのほうが、むしろ元気をもらってうれしくなっていたようだった。「喜んでもらえたら自分も楽しくなった。」そんな事をいっている子供もいた。

 今朝の日経新聞の土曜版にも、会社で「これまでに遭遇した困った新人」の第一位は『あいさつがきちんとできない』と書いてあった。人間関係のみならず、仕事にも影響しかねない挨拶は、人と人とのコミュニケーションの基本である。
 どんなに面倒くさくても、どんなに機嫌が悪くても、敵意がない事の合図として挨拶だけは忘れないようにしようと、忘れないようにしてほしいと、私は思った。それだけで喜ぶ人もいるのだから。人に喜んでもらえば、自分も楽しくなるのだから。

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目が痛い
2008.03.01 Sat 11:06 | 日記 | 日記
昨日は泣きすぎて目が腫れた。おかげで二重の幅が広くなった。
目が痛い。目の下まぶたが痛い。目が乾いて痛い。目の奥も痛い。
これらは全部、花粉症のせいなのかもしれない。
きっとそうだ。そうに違いない。

今朝は、顔になにかが触れて目が覚めた。
フェレットのどんぐりちゃんが、私の長まくらの上で
私の顔の真横で丸くなって寝ていたのだ。

いとおしくなって思わずギューっと抱きしめたら
嫌がられて逃げられた。
ツンデレフェレットめ。

しあわせどんぐり
2008.03.01 Sat 00:42 | フェレット | ペット
NEC_0143.jpg フェレットのどんぐりちゃんが今日で4歳になった。日付が変わった瞬間に「ハッピーバースデー♪」を歌って、プレゼントをあげた。プレゼントは特製おやつ。初めて口にするおやつだったけれど、好きな味だったらしく、まっしぐらに飛んできた。喜んでもらえて良かった。私もうれしい。
 そろそろ成人病にも気をつけないといけない年になったけれど、できるだけ長生きしてほしいなーと思った。これからも私に笑顔を分けて欲しい。

 もう一つプレゼント。誕生日にあたってアニバーサリービデオを作った。また親ばかですみません。
BGM:藍坊主「しあわせどんぐり」

しあわせどんぐり Music & Lylic by 藤森真一

恥、一生も捨て人のために 生きてる人がいる
それを知った僕は とっても情けない
「だりぃ」なんて言葉は もう絶対言えません
本当に苦労している人がいるから
小さなことで悩むより 大きいことで悩みたい
自分だけで楽しむより 大勢でよろこびたい
君がどれだけしあわせであるか知ってください

頭が悪く生まれました 顔が悪く生まれました
運動音痴に生まれました それでも僕はしあわせと叫びます
食べるものが無い子供 安心して眠れない夜
たった一人の逆恨みで 殺されたみんな
君がどれだけしあわせであるか知ってください
精一杯胸を張って 生きてやれ!!