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眠気との戦い
 春の天気は変わりやすい。今日はシトシト雨の鬱蒼とした日。こんな日は気分も晴れない。
 最近、また朝早くに目が覚めるようになってきた。そのくせして、午前中は眠くて眠くて仕方がない。尋常ではない眠気と戦いながら、パソコンなど立ち上げてみるが、途中で意識が遠のいて椅子から落ちてしまうこともある。
 濃いコーヒーをドリップして飲んでみても効き目はない。アロマポットでペパーミント(リフレッシュ)やユーカリ(集中力)を炊いてみても効き目はない。
 ストレッチやヨガのポーズをやっても効き目はない。逆にバランスを崩して倒れてしまった。
 熱いお風呂に入っても効き目はない。むしろ溺死しなかっただけマシだった。
 なんとなくシコを踏んでみた。何故だかこれが意外と効果があって、30分ぐらいは意識が持続した。だがそのうちまた眠くなったので、ビリーズブートキャンプ的なリズミカルな運動をしてみた。これも意外と効果があった。
 そんなこんなのジタバタを繰り返していたら、いつのまにかお昼になって、今に至る。

 寝不足と、うつ病と、抗うつ薬の副作用と、花粉症と、貧血がごっちゃになっているからこんなに眠いのだろうか。先日、かゆみは痛みより我慢できなくて辛いと書いたが、違った意味で眠気もまた辛い。腕でも傷つけて意識を覚醒させようかとも考えたが、過ちがあるといけないので、それだけは我慢した。

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出口なき戦争
2008.03.20 Thu 02:54 | ドキュメンタリー | テレビ・ラジオ
 明日(今日)3月20日で、イラク戦争開戦から5年になるという。そういう訳で、夜やっていた「クローズアップ現代」の『イラク“出口”なき戦争~開戦5年・アメリカの苦悩~』を見た。

 1つ目は、イラク内の現在の問題を取り上げていた。それはイスラム教宗派間の対立、おもにスンニ派とシーア派の対立の激化という問題であった。アメリカ軍は宗派同士の衝突を防ごうと、なんと昨年からバグダッドに巨大な”壁”の建設をすすめてきたのだ。しかしそれがかえって、宗派間の分断を固定化するという皮肉な事態を招いているという。
 私はそびえたつ壁の映像をみて、旧西ドイツと東ドイツを分断していた”ベルリンの壁”を思い出した。視覚的にも、”壁”はショッキングな映像であった。壁が心を隔て、離れた心がまた壁を生む。そんなオーラが感じられた。
 確かに今のところ、”壁”によってテロなどによる犠牲者は減っているという。しかしこうした宗派ごとの地区をまもっているのは『自警団』。その中には、アメリカ軍が武装集団に給料を支給することによって治安を守る役目に転じた人も多い。したがって今度は、いつ”自警団同士の衝突”が起こるのかと懸念する声が、早くも出ているそうだ。
 新生イラクという国づくりの根本的な解決は、ますます遠ざかっているというレポートだった。

 2つ目の問題は、アメリカ国内に帰還した兵士の問題だった。イラクから帰還した兵士がホームレスになるケースが後をたたないのだという。その背景には、戦場で負った心の傷がある。ホームレスになった帰還兵のほぼ全員が、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しんでいるのだそうだ。
 ある帰還兵は言う。

イラクでは一体誰が敵なのかさっぱりわからないのです。市街地で戦っていると、全く予想しないところから弾がとんできます。これは強烈な体験でした。

彼は、帰国後、誰かに殺される悪夢に毎晩苦しめられ、仕事にもつけずドラッグに救いを求めたそうだ。

私はただ路上で死にたいと願っていました。こんな姿を家族に見られたくないと思ったし、誰にもわからない苦しみだと。ドラッグが私を殺してくれるよう望んでいました。

 さらに帰還兵たちに追い討ちをかけるのは、アメリカ社会の冷たい視線だという。開戦当初は70%だったイラク戦争の支持率も、現在では否定的に捉える意識が広がり、支持率は30%にまで落ちている。帰還兵の中には、就職につけないばかりか、生活していくための補償を十分に受けられない人が少なくない。

 現在のアメリカ軍は徴兵制度ではなく、志願兵制度をしいている。そのため、イラク戦争に行く人々は、特定の階層や特定の地域の人たちが多い。こういっては失礼かもしれないが、あまり裕福でない人々が兵士になるのが現状だと聞く。したがって、それ以外の人々の心のどこかには、自分達にはあまり関係のない戦争だという意識があると、スタジオゲストの西崎文子教授が言っておられた。
 帰国後の生活を保障されて志願する若者達。それなのに、心に傷を負ったまま祖国に帰還し、行き場を失う。「まるで詐欺にあった気分です。」という帰還兵の声が、心に突き刺さる。

 ひどい話だと思った。何のための誰のための戦争なのか。双方とも現場の末端の人たちだけが、こんなに苦しんでいる。体の傷ばかりでなく、心の傷が深刻だ。戦闘ゲームなんかとは全然違う。生身の人間の人生が、生活が、そこには過去から続いていてそしてこれからも続くのだ。
 そして、こんな事を言うだけいって偽善者ぶっている私も、アメリカの富裕層の人達と同じだと思った。どこか他人事だと思ってしまうイラク戦争。自分が戦地へ行くことは100%ないと思っているから、実感が沸かないのだろうか。でも今この瞬間にも、戦争が元で苦しんでいる人は確かにいるのだ。それを忘れてはいけないと思った。

 ふと、スペースシャトルの「ウェイクアップコール」にも使われた、同時多発テロ後のニューヨークでよく流れていた平和を願う歌を思い出した。動画の映像が強烈な印象に残っていたからだ。
"Let There Be Peace on Earth" Vince and Jenny Jill

Let There Be Peace on Earth
Music & Lylic by Jill Jackson and Sy Miller

Let there be peace on earth,
and let it begin with me.
Let there be peace on Earth,
the peace that was meant to be.

With God as our Father,
brothers all are we,
Let me walk with my brother,
in perfect harmony.

Let peace begin with me,
let this be the moment now.
With every step I take,
let this be my solemn vow,

To take each moment and live each moment
in peace, eternally.
Let there be Peace on Earth,
and let it begin with me.
地球に平和を 
私と一緒にはじめましょう
地球に平和を  
平和こそあるべき姿です

神様が父で
私たちはみな兄弟
兄弟と一緒にに歩きましょう
歩調を合わせて歩きましょう  

私と一緒にはじめましょう
今この瞬間に
一歩一歩平和に近づくことを
私は神に誓います

全てのときをこえて
永遠の平和を祈ります
地球に平和を 
私と一緒にはじめましょう

私は自分があまりにも無力で、何をしたらいいのかわからない。でも世界の平和を願ってやまない。