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消臭ビュビュット
2008.04.12 Sat 17:53 | 不思議な出来事 |
 なんとも謎の事件が我が家で勃発した。

 小林製薬から出ている『消臭ビュビュット』という製品がある。
 2006年発売当時の小林製薬ニュースリリースによれば、以下のような製品だ。
bubut.jpg

 「消臭ビュビュット」は、注ぐだけで排水口のニオイを瞬間消臭する排水口専用消臭液です。
 ニオイの大きな原因と考えられる排水口の「ため水」に、すばやく溶け込み、緑茶抽出物(カテキン)と両性界面活性剤系消臭剤がイヤなニオイを効果的に瞬間消臭します。ニオイの発生原因でもある雑菌に対し、グレープフルーツ種子抽出物と第四級アンモニウム塩がしっかり除菌します。就寝前など1日の最後に使用していただくと、ヌメリ防止作用が働き、より衛生的に排水口を保つことができます。
 香りは、さわやかな「フレッシュシトラス」「ピュアハーブ」と、香りの気にならない「超微香」の3アイテムです。



 昨日、そろそろ台所の排水口のニオイが気になってきた私は、さっそくこの『消臭ビュビュット(フレッシュシトラス)』を流しに使った。う~ん、とってもいいニオイ。時々風にのって流れてくる柑橘系の香りに、心が休まる気がする。
 すると、飲み会帰りで酔って帰宅した彼が、とても嫌な顔をして言うではないか。

なにこのニオイ?生理的に嫌なニオイ・・・。

今まで、食べ物に対しても人に対しても何に対しても、嫌な顔ひとつ見せたことのない彼が、ものっすごぉーく嫌な顔をした。私は意外だった。
 まぁ誰にでも好き嫌いはあるし、酔っているからすっぱいニオイが嫌なのかもと思い、今日は朝から大量に水を流して、ビュビュットのニオイは消し去ったつもりでいた。

 しかし・・・。お昼ごはんを作ろうとキッチンに入った彼は再び顔をしかめた。

まだ昨日の変なニオイが残ってる。このニオイはちょっと許せない。本当に嫌なんだけど。

そこで私は、製品を見せて「これは消臭液だよ。」と説明をした。すると彼いわく

えーっ!このニオイをいいと思う人がいること自体がありえない!何かの間違いじゃないの?

逆に私が何かの間違いじゃないかと思うのだが、とにかく彼は鼻をゆがめて嫌がった。泣きそうなほど嫌がった。

 ネットで検索しても、この製品がくさいという書き込みは見当たらない。彼に「何か小さい頃に、このニオイに似たものにまつわるトラウマでもあるのかな?」と聞いてみたが、心当たりがないという。何が原因なのだろう。
 もしこの製品をどうしても生理的に受け付けないという方がいれば、ご一報願いたい。彼が喜びます。

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命の尊さについて
2008.04.12 Sat 11:28 | 深夜番組 | テレビ・ラジオ
 昨日の「R30」という深夜番組に、『夜回り先生の特別講演』と題して、水谷修先生が出ていた。今回は、高校生たちを前に”10代の性”をテーマにした特別講演会を行っていた。

 水谷先生の事は”夜回り活動”を通して前から知っていたが、講演会を見たのは2月に放送されていた「いいもんだよ生きるって」というドキュメンタリーを見たのが初めてだったと思う。先生の声はソフトで優しく、その言葉には説得力がある。子供たちを決して責めない。一緒に生きて生きましょうと言ってくれる。聞いているだけで、癒される。

 今回のテーマは”10代の性”で、具体的な内容が多かったのでお話は省略するが、私は最後に先生が話された『”命の尊さ”についての授業』に心を打たれた。こんなにも”生き続けることの意味”を明快に説明してくださった人はいないと思う。私はお話を聞いて、死んではいけない生きなければいけないと思った。

 要約すると先生の思いを取りこぼしてしまうかもしれないので、公演内容をそのまま書き起こすことにした。勝手に言葉を引用して申し訳ないが、多くの人に伝えることが私のやるべき事なのではないかと判断した。ご了承いただきたい。(一部、助詞の追加、語尾の修正、重複文章の削除はしています。)



 『自分の命なんて自分のもの。どう生きようと勝手だろ?』、『自分の命なんて自分のものだから、死んでもいいんだ。』って思ってる子、すごく多いような気がします。その子供たちに必ず話す、”命の尊さ”についての授業があります。

 先生が沖縄に行くと、必ずお参りをする洞窟があります。

 1945年4月、沖縄は日本で唯一外国からの侵略を受けた。アメリカ軍による沖縄上陸作戦。その洞窟には1,000名弱の人が逃げ込んだ。軍人は一人もいなかった。
 丈夫な洞窟で、爆撃にもびくともしなかった。でも、あまりにも米軍の上陸地点に近すぎた。上陸直後に、アメリカ軍が横を通った。問答無用でアメリカ軍は手榴弾を洞窟に投げ込み、火炎放射をはじめた。

 大人たちは何をしたと思う?子供たちを奥に集めて、ひとりまたひとりと、自分の体をその手榴弾に乗っけてくの。自分の体で爆発を抑えて、子供たちを助ける。小さな石を腹に抱いて、火炎放射、もう10数メートルの液体燃料の炎がくるところに、自分の体ごとその石をぶつけていくの。自分の屍と石とで、子供たちを炎から守ろうとした。

 実は、助かったのは歩けない子供たちだけです。他の子供たち、中には中学生高校生小学生もいた。3歳4歳5歳の子もいた。全部亡くなってます。歩ける子達すべてが、ちっちゃな石を腹に抱いてヨチヨチと、炎が出てきてるその炎に、自分の体をぶつけていったんです。

 これを『自暴自棄になった』、『やけになった』という人もいる。僕は違うと思う。おじいちゃんおばあちゃん、父さん母さんの真似をして、自分より幼い子を助けるんだ、僕はその思いから死んで行ったんだと思う。
 どれだけ熱かったか。どれだけ辛かったか。どれだけ無念だったか。

 覚えておいてほしい。君たちが今生きているということは、人類の誕生から一度も命の糸が絶えることなく、紡がれてきたということなんです。君たちの人生の糸は、君たちの先祖祖先誰一人が死んでも途切れる。君たちの命を守るために、どれだけ多くの人が人類の歴史の中で命を捨てて守ってくれたか。

 君たちの命は、そうやって歴史の中で、無念の死を遂げざるをえなかった数え切れないほど多くの人たちから、託された預けられた命なんだ。
 この命の糸をたやさないで。次の命につないで。だからお前たちは、生きて生きて生き抜いて。

 命の尊さを絶対に忘れないでください。


運転手関谷定男さん
2008.04.12 Sat 10:03 | 気になったニュース | ニュース
 今日書いておかなければいけないのは、昨日、タイヤ直撃事故でなくなられたバス運転手の関谷定男さん(57)のことだ。

 関谷さんは、1984年に名阪近鉄バスに入社した勤続25年のベテラン。これまで無事故無違反で、所属する大垣営業所の運転手47人の中では、4人しかいない「師範運転手」の肩書を持っていたそうだ。
 そして何のいたずらか、悲しいことに事故当日はなんと57回目の誕生日。ツアー出発前の午前7時すぎ、同僚運転手やバスガイドらから「おめでとう」と声をかけられ、プレゼントを受け取ったばかりだったという。

 私がこのニュースでとにかく驚いたのは、この事故が大惨事にならなかったことだ。高速道路で、しかも追越車線を走っているバスにタイヤが直撃したというのに、死者は運転手の関谷さんただ一人。現場の映像を見ると、まるで何もなかったかのようにバスが一番右側の車線にまっすぐにポツンと止まっていた。
 横転することもなく他の車を巻き込むこともなく、静かにたたずむバスに、私はタイヤが直撃する寸前の運転手さんの咄嗟の行動はいかばかりだったかと考えた。わずか数秒の間に、おそらく極限の集中力でスローモーションになっているだろう瞬間(ZONE状態?)に、関谷さんは何を思ったのか。

 今朝になって出てきたニュース記事に、私はさらに驚いた。バスの乗客たちの証言:

「(バスは急に止まることはなく)スーッと停車した。」
「バスガイドさんが慌ててサイドブレーキを引こうとしたら、すでにブレーキは引いてあった。」
asahi.comより)

名阪近鉄バスの幹部の方は話したそうだ。

県警の人が『あの状況でよくブレーキを引いた』と言っていた。運転手は、意識があるかないかの状況のなか、タイヤの衝突地点から200メートル以内で車を止めたらしい。
asahi.comより)

また別の報道によれば

バスは数秒間、60メートル以上走って静かに停止。関谷さんはタイヤに直撃されながら、足はブレーキペダル上にあり、無意識のうちブレーキを踏んだとみられる。
YOMIURI ONLINEより)


 なんと関谷さんは、びっくりして急ハンドルを切ったりせず、ブレーキペダルに右足を、サイドブレーキを握りしめた状態で亡くなっていたのだという。そのとき意識はあったのだろうか。咄嗟の判断で乗客を守ろうとしたのだろうか。そして記事には、それを裏付ける上司や同僚の話があった。

「雨の日はバスガイドに頼らず、自分から客に傘を差し出すなど気配りのある人だった。」
毎日jpより)
「とにかく面倒見のよい人で、常にお客さんのことを考えていた。時間があるなら少しでも景色のよいところを、とルートを考えたりしていた。」
asahi.comより)

この証言を聞いて私は思った。関谷さんは、普段から他の人のことを一番に考えるような、とても思いやりのある方だったのだろう。いざというときに、無意識のうちに出る行動。そこにその人の本当の人間性が出るような気がした。
 と同時に、私はいざと言うときに何をする人間なのだろうかと不安に思った。

 関谷運転手のご冥福をお祈りいたします。


タイヤ直撃事故 ボルトすべて破断、一部は以前から?(asahi.com)
東名バス事故:運転手死亡 脱輪トラック、整備不良の疑い(毎日jp)
脱落タイヤのバス直撃死亡、トラック車軸ボルト全8本破断(YOMIURI ONLINE)
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