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2008.04.16 Wed 02:08 |
爆笑問題のニッポンの教養 |
テレビ・ラジオ
昨夜の「爆笑問題のニッポンの教養」は、少し変わっていた。世界選手権三位の実績を持つ元ボディビルダーにして、東大教授の石井直方先生を訪ね、テーマはなんと『さよならメタボ』。健康番組のようだ。
ここで、「筋トレがいや!」という人に朗報だ。筋肉ひとすじ35年の石井先生が直伝するメタボ対策。それはスロースクワットだった。
筋肉に弱い負荷をかけるだけでも、それを長い時間続ければ、強い負荷をかけるのと同じ状態になる。これを利用して、ゆっくり長い時間をかけてスクワットをする。具体的には
石井先生の研究によれば、スロースクワットを3ヶ月つづけると、メタボ対策に明らかな効果が現れるという。増えた筋肉が1日で消費するカロリーは、60分ちかいウォーキングに相当するらしい。つまり、安静にしているだけで脂肪を消費する体に変わるのだ。だいぶ足がプルプルするが、これなら家でもできそうだ。
私はやってみて、最近少しずつ始めた太極拳の中腰姿勢に似ているなあとおもった。太極拳をやっていると太らないという伝説も、あながち嘘ではないのかもしれない。
後半の対談で、石井先生がこんな話をされていた。
しかし先生の次のお話で、少し長年の疑問が溶けたような気がした。
人間は文明社会をつくることで、動くことに対して苦労しなくてもいいように技術を進歩させてきたが、反面、体の機能が衰えることで”メタボ”という問題を生んだ。「エスカレーターとかエレベーターとか作っておいて、これ使わないようにしましょうってあんまり言えない。」と、石井先生は笑う。
先日見たNHKスペシャルの『睡眠時無呼吸症』といい、現代人の抱える病は、人類の進化とトレードオフな気がしてならない。果たしてどちらの方が、人類にとっていいことなのだろうか。
メタボの場合、”食事に気をつけましょう”とか、”有酸素運動(長時間の運動)をやりましょう”とか、どちらかというと対処療法みたいな呼びかけが多い。が、石井先生いわく、根本的に予防しようと思うなら、筋肉をしっかりつけることが大事なのだそうだ。
- メタボリックシンドローム(通称:メタボ)
- 内臓脂肪が多いこと
- 血圧・血糖・血中脂質のうち2つが基準をこえている
ここで、「筋トレがいや!」という人に朗報だ。筋肉ひとすじ35年の石井先生が直伝するメタボ対策。それはスロースクワットだった。
大きな筋肉は消費するエネルギーも大きい。大きな筋肉を太くすれば、よりカロリーを消費する体になるのそうだ。メタボ対策で大事なのは、大きな筋肉なんですよ。太ももとかお尻とかですね、おなかとか。このあたりの筋肉をしっかりと衰えさせないようにする。衰えていたら太くしてあげる。
筋肉に弱い負荷をかけるだけでも、それを長い時間続ければ、強い負荷をかけるのと同じ状態になる。これを利用して、ゆっくり長い時間をかけてスクワットをする。具体的には
なお、仕事の前など、少し動く直前にやるのが効果的とのこと。こういう運動をやると、エネルギーの消費がちょっと上がった状態がしばらく長続きするためだそうだ。片道で約3秒かけてゆっくり10回ぐらいスクワットを行う。
腰をおろしきらず伸ばしきらず、肉に力が入った状態を続けることがポイント。
石井先生の研究によれば、スロースクワットを3ヶ月つづけると、メタボ対策に明らかな効果が現れるという。増えた筋肉が1日で消費するカロリーは、60分ちかいウォーキングに相当するらしい。つまり、安静にしているだけで脂肪を消費する体に変わるのだ。だいぶ足がプルプルするが、これなら家でもできそうだ。
私はやってみて、最近少しずつ始めた太極拳の中腰姿勢に似ているなあとおもった。太極拳をやっていると太らないという伝説も、あながち嘘ではないのかもしれない。
後半の対談で、石井先生がこんな話をされていた。
耳が痛かった。私はしょっちゅう運動する意味がわからないと嘆いている。野生の動物の筋肉が発達しているのは、筋肉が衰えることは死につながるからです。人間は文明を育ててきたので、筋肉を使わなくてもその先に死がない。動かないと命に関わるという意識は、もうたぶんないんですよね。
逆に”体を守るために”とか”より健康で長くいきるために”とか、運動する、動くという問題意識を植え付けてやらないと、動かなくなってきちゃった。そういう時代になってきたんですよね。
しかし先生の次のお話で、少し長年の疑問が溶けたような気がした。
私は、自分の考え方をつきつめると、究極は『肉体なんかいらない、魂だけあればいいや。』みたいな思いもあったので、石井先生のこのお話は心に響いた。やはり体あっての人間なのだ。それが自然の姿なのだ。体と言うのは本質は動くためにある。脳が動くような指令を出し、動いたことが脳に帰ってきて、体が正常に働くように機能するということがあるので、体を動かさないとどっかおかしくなってくる。
脳だけでは人間は生きていけない。その辺のバランスですよね。体を動かすという事をやっていかないと、精神面で悪い影響が出てくるということですね。
最近でしょうかね。運動神経が活発に働くと、脳がさえてくるらしいということがわかってきた。
人間は文明社会をつくることで、動くことに対して苦労しなくてもいいように技術を進歩させてきたが、反面、体の機能が衰えることで”メタボ”という問題を生んだ。「エスカレーターとかエレベーターとか作っておいて、これ使わないようにしましょうってあんまり言えない。」と、石井先生は笑う。
先日見たNHKスペシャルの『睡眠時無呼吸症』といい、現代人の抱える病は、人類の進化とトレードオフな気がしてならない。果たしてどちらの方が、人類にとっていいことなのだろうか。
最近ゲームで知り合ったネト友が、少し精神的に不安定だった。
彼の日記に『ODしたい・・・ODしたい・・・』と書き込みがあり、すごく驚いた。しかも私が気づいたのは30分以上経ってから。慌ててゲームにINしてみたら、彼はまだいた。「よかった・・・心配したよ!」と叱ったら、「もう薬飲んだよ。」と言う。
なんだかとても悲しかった。私に何ができるだろう。相変わらずなんでも問題に首を突っ込んでしまう私。責任がとれないなら、何もしないほうがいいのだろうか。でも、心配している人もいるという事を伝えなければいけないと思った。きっと彼も孤独を抱えているのだと思った。
しばらくして、彼は寝てしまった。もうODなんて最後にして欲しい。でも、”心に病を持ったもの同士なら分かり合える”と勝手に思う私の奢りも、もしかしたら彼には負担かもしれない。私の心配なんて求めていないのかもしれない。迷惑にならないようにそっと支えるには、どうしたらいいのだろう。
※OD:オーバードーズ (Overdose)=薬物の過量摂取
彼の日記に『ODしたい・・・ODしたい・・・』と書き込みがあり、すごく驚いた。しかも私が気づいたのは30分以上経ってから。慌ててゲームにINしてみたら、彼はまだいた。「よかった・・・心配したよ!」と叱ったら、「もう薬飲んだよ。」と言う。
なんだかとても悲しかった。私に何ができるだろう。相変わらずなんでも問題に首を突っ込んでしまう私。責任がとれないなら、何もしないほうがいいのだろうか。でも、心配している人もいるという事を伝えなければいけないと思った。きっと彼も孤独を抱えているのだと思った。
しばらくして、彼は寝てしまった。もうODなんて最後にして欲しい。でも、”心に病を持ったもの同士なら分かり合える”と勝手に思う私の奢りも、もしかしたら彼には負担かもしれない。私の心配なんて求めていないのかもしれない。迷惑にならないようにそっと支えるには、どうしたらいいのだろう。
※OD:オーバードーズ (Overdose)=薬物の過量摂取
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