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女性の仕事の話
2008.05.18 Sun 07:37 | NHK教育 | テレビ・ラジオ
 昨日の「一期一会 キミに聞きたい!」は、『女性の仕事の話』というテーマだったので、興味深く見た。

 「女性の魅力を生かした仕事をしたい」と考える愛媛の真珠PR大使、世良紗織さん(21)は、現在就職活動の真っ最中。

 女の人として生まれてきたからには、女の人にしかできないことってあるだろうし、女の人としてキレイにお化粧をしておしゃれをして、女らしさって言うのを活かした何かをしたいなっていうのがあります。

むむ。これだけ”女”という言葉を連発されると、さすがの私でも少し抵抗がある。だが、確かに沙織さんはホワーンとした雰囲気で、とてもかわいらしい女性。この人だったら、そういう仕事のほうが向いているのではないかなと思った。無理して考え方を変える必要もないのではないかと思ったのだが・・・。

 沙織さんは、本当は子供が大好きで、ずっと教員になりたかったのだそうだ。しかし教育実習に行ってその仕事を体験し、精神力と体力をフルにつかう現場が自分には勤まらないと思ったらしい。特に運動会の日は本当にしんどくて、こういった仕事は無理だと痛感して教員になる夢を挫折したという。

 これに対して、「仕事に性別は関係ない!」と主張するのは、自動車工場で働く渡辺悠さん(21)。

 体力をどうやってカバーしたらいいかなって考えたら、知恵と努力と技術でカバーできることに気がついた。女性にとって技術は、すっごい武器になると思う。だから私は、この武器をいっぱい身に着けていきたいから、技術を磨いて資格をいっぱい取っていこうと思ってる。

悠さんは、どんなにヘトヘトになって帰宅しても、『今日がんばったなー』という気持ちを幸せに感じるものだと、紗織さんに教えた。

自分が頑張ってるのがすごい好き。そういう自分が好き。

そして、沙織さんが”運動会”というたった一回の事だけで、小さいころからの夢をなぜあきらめるのかと不思議に思うと言った。

 もっともっと粘り強く根気強くやってったら、何でも克服できると思うんだ。『女性だから』って逃げてるんじゃないかなって思うの。『女性だから』ってしないで、『女性だけど』って思ってぶつかってった方がいいんじゃないかな。男も女も、挫折とか後悔はして欲しくない。

沙織さんは、返す言葉もなくただ泣いてしまった。

 沙織さんは、悠さんが入社当時、男性との体力の差を感じていた頃、自信を持つきっかけになった作業を体験させてもらうことにした。四角い鉄の板をのこぎりでL字型に切り、あとはひたすらヤスリで定められた幅に削る根気のいる作業だ。悠さんは、この課題で同期の誰よりも丁寧に仕上げたことが評価されて、自信をつけたという。
 削り始めて3時間。沙織さんはL字型の板を、悠さんと同じぐらいキレイに仕上げた。両手が真っ黒になってしまった沙織さんだったが、「汚れた手も気持ちいい!やったぞーっていう達成感でいっぱいです。」・・・真っ黒な掌を見つめるその顔は、笑顔にあふれていた。

 最後までやり通したときの達成感がすごい大きくて、自分の中でも大きな喜びを感じました。
 精神的にも体力的にも女の人の強さはある。女の人の魅力と強さを両方持って、仕事をしていきたいと思います。

ああ、そうだなと思った。わざわざ女性らしさを隠すこともない。それもまた個性なのだから。

 そういえばこの私も男性ばかりの職場にいたが、仕事のやりやすさという点では、有利なことばかりあったような気がする。当時の私は楽天的だったのかもしれない。ただ、社会生活で生じるジェンダー問題だけはどうにも解決できなくて、結果的にそれを含めた会社との闘争がうつを引き起こしてしまった訳だが。

 私は若い2人の女性を見て、2人とも無理をしないで頑張って欲しいなと心から思った。そして、これから2人を阻むであろう、最も『女性だから』という偏見を持っている古い社会の体質も、早くいい方向に変わってくれればいいなと思った。

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