fc2ブログ
精神科で確認
 今日は精神科の通院日だった。先日テレビで見て疑問に思ったことを、先生に尋ねてみた。

「多くのうつ病患者さんが半年ぐらいで治っているというのは、本当ですか?」

すると先生は、「えー?」という顔をして言った。

「半年で治られる方は優良というか、すごくいいケースですよ。確かに半年で社会復帰される方もいらっしゃいます。でもそうですねぇ、うちに通っておられる方は、数年とかいう方がやっぱり多いです。それと、半年ぐらいで治られても、2~3年たつとまた戻って来てしまう場合もあります。」

だから焦るなといわれた。そうだろうそうだろう。そう言ってもらったほうがホッとする。
 質問ついでに、私はもう1つ聞いてみた。

「じゃあ、一生治らないというわけではないんですよね?」

今度は先生はちょっと困った顔をした。

「それも今は何とも言えないとしか申し上げようがないですね。いつ治るとは言えませんから。実際、十何年も治療をされている方もいらっしゃいますし・・・」

正直なうちの先生からは、「絶対に治りますよ!」という適当な勇気づけの言葉はもらえなかった。ただとにかく、症状が長引いているからといって『別の病気じゃないか?』とか『性格の問題なんじゃないか?』とか、そんな事は考えなくていいということだった。

 結局私は、「わかりました。先の事を心配するより、とにかく今日1日を健康に過ごすことが大事なんですね。」と、会話を自分でまとめて帰ってきた。帰り道によくよく考えてみたら、先生に質問して答えを聞いたというよりは、自分で想定した答えを先生から無理やり引き出して、その確認をして帰ってきただけのようだなと思った。

スポンサーサイト



無理の限度
 夕食の支度をしなければいけなかった。食欲はない。胸がムカムカする。けれども、私にはやらなければならない事がいっぱいあった。手順を考えるのが精一杯で、頭が混乱し、手が動かない。
 彼が言った。

「無理しないでね。」

私は自分の体が思うように動かないイライラで、半べそをかきながらつい言い返してしまった。

「無理しないと動けないんだってば!」

 彼は、それは病気だからだと言う。健常者は、無理をしなくても、食事を作ったり外出したり、普通に日常生活が送れるのだと言う。

 本当にそうなのだろうか?人間誰しも、多少無理をしながら生きているのではないのか?みんな本当は嫌なのに、仕方がないから食事をつくったり、片づけをしたり、買い物をしたり、運動をしたりしているのではないのか?
 私にはその”程度”がわからない。どれぐらいまでが”我慢しなければいけないこと”で、どれぐらいまでが”無理”なのか。誰も私に教えてくれない。