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父の夢
2008.06.25 Wed 12:07 | 夢日記 |
 父がボケてしまう夢をみた。
 父が雑誌やぬいぐるみなど色々なものをトイレに流して、トイレがゴミ箱のようになってつまってしまう夢だった。家族みんな、見て見ぬフリをしていた。気づいて気づかぬフリをしていた。現状を認めたくなかったのだろう。誰もお互いに思っている事を言わないので、夢の中では父が延々とトイレをつまらせていた。私は一人、ゴミを拾って捨てていた。

 とても長い夢だった。

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クラゲ世界征服計画
 今日の「爆笑問題のニッポンの教養」は『クラゲ 世界征服計画』というタイトルで、広島大学の上真一教授(生物海洋学)を訪ねていた。

 上先生はクラゲ研究の第一人者である。クラゲといえば、ここ数年は毎年エチゼンクラゲの大発生がニュースになっているが、エチゼンクラゲはもともと、40年に一度程度の大発生だったらしい。
 上先生は、エチゼンクラゲは卵から孵化した後も分裂を繰り返すことを明らかにし、その分裂のきっかけとなるのが”海の汚れ”であることを実証した。そして、今エチゼンクラゲ達が狙っているの中国の沿岸。エチゼンクラゲは毎年、急速な経済発展で海の汚染がすすむ中国で生まれ、そこで分裂して増殖し、海流にのって日本へと押し寄せているのだ。当分、この大発生が止まるという事は考えられないと先生は言う。
 日本でもその昔、東京オリンピックの頃は海の汚染がひどく、東京湾にクラゲが大量発生していたという。そして今年は北京オリンピックの年。ここ数年の中国沿岸で同様の事が起こっているのが、不思議と言うか皮肉なものだ。海は人間社会の鏡なのかもしれない。

 上先生が目指す海は”キレイな海”ではなく、”豊かな海”だそうだ。魚がたくさん住める海だそうだ。ところが今はもう干潟や藻場がなくなってしまって、どんどん海が酷使されて魚が少なくなるような現状であることを、先生は憂う。

環境が悪くなって魚が増えない+人間がたくさん魚を獲る
→クラゲが残る
 →クラゲがプランクトンを食べつくす
  →魚のエサがなくなる
   →魚が減る
    →クラゲが増える
     →クラゲが魚の卵や稚魚も食べる
      →魚が減る
こういうのをクラゲスパイラルと言うんです。

まさに人間がきっかけを与えてしまった悪循環である。
 上先生は言う。

 クラゲは、我々に環境破壊の実態をおしえてくれる使者ですよね。
 人間は、漁船の馬力を上げ、網を改良して、漁法をどんどん開発していって、魚を根こそぎ獲ることができるような技術までも持ち始めているわけですよ。『そんなことしたらいけんよ』って、クラゲが出てきて魚を守っているかもしれない。

そんな考え方をするなんて、なんと心の優しい先生だろうと、少し微笑ましくなるぐらいだった。
 けれども、では自然が完全に太古の昔の状態に戻ればいいかというと、そうではない。

 やっぱり人間にとって有用な海と言うのを、常に考えていくべきではないかと思う。人間をはずして自然を考えようっていうのは、無理がある。

私は、海を愛する先生がそんなに自己中心的な考え方をしていいのかと意外だったのだが、これには太田さんも賛成していた。そうでないと、地球にとっては人間が死ぬのが一番でしょ?ってことになってしまうからだという。人間なんて滅びてしまえばいいのにと思う私は、やはり人間として不完全なのかもしれない。

 上先生は”里山”ならぬ、”里海”という考え方を提案しているそうだ。

 山の生産を上げたりいろんな生物が多様性をもって維持できる状態を、海でもできないかって思うんです。人間が手を加えることによって、クラゲだらけにならない、魚だらけになる、人間にとってもっともっと有用な海に変えていけるのではないか。そこを目指さなければならないはずです。


 『人類』にとっては大迷惑なものでも、『人類』への”警告”として真摯に受け取る。それをやみくもに排除しようとするのではなく、何故そうなってしまったのかを深く考える。『人類』の過ちは素直に認めるが、『人類』を抹殺するようなことはしない。むしろ今の『人類』ができる、最善の方法を考える。けれども、やはり判断の中心は『人類』。『人類』にとって結果的になにが有益なのかを考える。

 この考え方は、『人類』を『自分』に置き換えて、他者との関係を考える上でも通用する考え方だなあと思った。私たちは、他者も自分もそのどちらをも排除してしまっては生きられない。他者と共存しつつ自分の幸福を考えなければいけないのだ。
 私はテレビを見ながら、そんな、番組テーマとは関係ないことをつくづく思い知らされてしまった。