(2009/3/7転記)カイロプラクティックへ行くため、特別に一時外出許可が出た。やはりカイロへ行くのは楽しみというか、やる事がないので、お化粧を念入りにしてしまう。
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まっすぐ家に帰ってフェレットと遊ぶ。遊ぶといっても特になし。
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外出は人ゴミで少し疲れた。クリスマスソングとか妊婦さんとか、泣きそうなことが多い。カイロでは、前より顔色がいいと言われた。
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夫に送ってもらって、病棟の玄関でバイバイ。今日は泣かなかった。ガマンした。色々と考えちゃうと泣いてしまうので、考えるのはよそう。
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寝ようとしたときに、今日の記憶があまりなくて悲しくなった。フェレットともっと遊べばよかった。夫ともっと話せばよかった。後悔ばかり。なんで私は今ここにいるんだろう?家事をさぼりたかったの?そんなに昼寝がしたかったの?号泣する。
ナースステーションに行ったら話を聞いてくれた。頓服をもらう。
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階上には、絶叫しながら床や壁をドンドンと殴る青年がいた。
「う~~~~あ~~~~」
自分の感情をうまく表現できない彼は、どれほど辛く孤独だろうか。どれほど歯がゆいだろうか。それに比べて私は思いきり泣くことができる。言葉で「死にたい」と言う自由もある。
私はどれだけ甘えているのだろう。あふれていた涙はピタっと止まった。私は彼に平安をと祈り続けた。君よ、君は私にこの気づきを与えてくれた、本当に価値のある人間だ。名前も顔もわからないが、生まれてきてくれて、ここにいてくれてありがとう。
(2009/3/7転記)朝までぐっすり。夢を見ている途中で起きた。足元がふらつく。薬が残っているみたい。もうろうとする。
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携帯電話の電池が完全になくなってしまった。携帯の電話帳が消えてしまった夢を見た。
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実家に帰ったら大喧嘩している夢を見た。靴も服も捨てられて、ご飯を食べていけと言われ、作らされて、どうしても病院に帰れなかった夢。起きたら病院ですごくほっとした。
年賀状、大掃除、年始の挨拶・・・どうしよう。考えると憂鬱。考えないことにした。
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夫が面会に来る。昼間はタイヤ交換で実家に行ったらしい。携帯電話が使えないことで当たってしまい、別れ際にまた泣いてしまった。そのとき、母からのお土産を渡してもらい、パニックになる。
病棟に戻ったら看護師さんが話を聞いてくれて、余計泣けた。死にたいと何度も言ってしまった。みんなに申し訳ない。
(2009/3/7転記)(40mgまで増やした)パキシルが効いているのか、何かウズウズする。でもやる気にまではつながらないし、少し何かすると疲れる。眠いはずなのだが、横になっても眠れない。
生きる事について、自分の意味について考えようと思っても、何について悩んでいたのかよくわからない。考えがまとまらない。自分があんなブログを書いていたのは、うつ病の人をより煽っていたにすぎないような気がしてきた。
依然として退院後のことを考えると不安。変な事を考えないでいさえすれば、引きこもりの怠けた生活で満足しているような気がする。
ソーシャルワーカーさんに 「ゆっくり休んで。罪悪感持たなくていいよ。大丈夫。」 と言われて泣いてしまった。久しぶりに(嬉しくて)泣けた。今までそういう事を話して受け止めてくれる人がいなくて、孤独だった事を思い出した。ここにはいるのだろうか?
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久しぶりにブログを見て、コメントに涙した。どちらの世界(?)が正しいのかわからない。
復帰を待ってくれている人がいるのは嬉しい。病院から更新すべきなのかもしれないが、新しい携帯の操作も不慣れで、物理的に疲れる気がする。
外泊許可が出て家からネットにつなげられれば、書き溜めていた事を書こうか。それも今考えるのは面倒くさい。だれか病院関係者に読んでもらいたい気はする。そんな深い話ができる人はいるのだろうか。理解してもらえるのだろうか。
どこにいても孤独、孤独、孤独。
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主治医と面談。気分障害も認められるが、まずは基本的なうつの治療をしましょうとのこと。
どこまで回復したら自分に自信がもてる?と聞かれ、「仕事ができるようになって夫と対等になったら。」と答えつつ、「でも今の世の中には私は向いていない。」と言ってしまった。
全てにおいて自分を攻撃するのはうつでも重い方なので、3ヶ月で社会復帰は無理。『休んでいてもいいんだと思えるまでにすること』を目標とすることにした。
まず一週間ぐらいは、寝て休養する事。
(2009/3/7転記)入院初日。ガイダンスを受ける。話をしながら何度も泣いてしまった。先生も看護師さんも、よく話を聞いてくださる。
患者さん同士が和気あいあいとしていて意外だった。うつ病ではない人もいるようで、何やら挙動不審な人もチラホラいて、人間観察好きの私には興味深い。看護師さんが言うには、患者同士仲良くなりすぎてもたれかかるのは自分の療養によくないから、適度な距離感を持ってくださいとのこと。ネットの友達のことも、今は忘れなさいと言われた。
入院でブログから離れる前に、私からひとつ。
最近、私のブログを最初から共感して読んでくださる方が多く、とても嬉しい。と同時に、少々不安である。精神科の先生方によれば、私の考え方は偏っていておかしいのだそうだ。そもそもは、うつ病が原因でそういうネガティブな考え方になってしまうのだが、あまりにもそんな事ばかり考えていると性格がネガティブに偏ってしまい、そのせいでうつ病まで治らなくなってしまうというのだ。
どうか私のブログを全部読んでくださる方々、共感しすぎないように。おかしいところはおかしいと思ってくださって結構だし、むしろ反論を持って読んでいただきたい。
ともかく私は、いろいろな人に今の自分の性格を否定されたことで、とてもショックを受けている。こうしてブログに、行き場のない自分の感情を文章として長いこと書き溜めてきた事が、むしろ性格をゆがめて固めてしまったのだろうかと、少し後悔すらしている。
それでも私は私なのだ。どんなゆがんだ性格でも私は私なのだ。でもそれでは(健康な社会の人から見たら)おかしい人間なのだそうだ。それじゃあダメなのだそうだ。
けれど私は、こんな私でも、やっぱり自分がかわいいし好きなのだと思う。
療養したら、人間が変わってしまうのか心配だ。どんな治療法を受けても、うつ病になってこそ知った、弱者を思いやる気持ち、他者を受け入れる気持ち・・・そういう大切なことだけは失いたくないと思った。
いってきます。
今の私ではダメだって。うつ病のせいで今度は性格がおかしくなってしまうって。夫と先生と二人に、よってたかって怒られたような気がした。
これは個性ではないのか。今のままの私でもいいんじゃなかったのか。私は混乱している。とにかくイヤだ。何もかもがイヤだ。