(2009/3/8転記)ずっと夢を見ていて疲れた。外は雨。めまいがする。部屋でテレビを見ながらゴロゴロしていた。体操も散歩もパス。吐き気もする。
窓の外を見たら、雨が雪に変わっていた。一人静かに雪と桜の木を観た。
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認知行動療法8回目。
退院後に取り組みたい課題は?というテーマで、”問題解決シート”を作成した。
私は、家の大掃除をしたいと思った。他の人の意見を取り入れて、『退院した次の晴れた週末に、掃除グッズや掃除の本を買って、夫にお茶や食事の用意をしてもらいながら、大掃除をする。』という解決策ができた。
(2009/3/8転記)認知行動療法7回目。
私は、ひとつの情報で全てを推量してしまう”レッテル貼り”という思考パターンが多いことがわかってきた。それを踏まえて考え直すくせが少しずつ付いてきたかもしれない。日常生活の中でも、ふと『あ、またレッテル貼りしてる!』と思うことが出てきた。
やっぱり認知療法・・・やって良かったのかなと思えてきた。
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デイルームで、他の患者さんと退院の話をしていたとき、突然母の事を思い出して憂鬱になる。すっかり元気になったと思われて、誘われたら面倒だな。かと言って退院の事を言わないのも、後で怒られそうだ。いつも最悪のリアクションを考えてしまうのだ。
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夫に、認知療法の最終回の日程が決まったので、その後退院したいとメールを送ったら、『退院はゆっくり話してから決めようね。』と返事が来た。私は信用されていないのか、本当に迷惑なんだなあと思って悲しくなった。
(2009/3/8転記)認知行動療法6回目。
「自動思考の傾向を知ろう」が面白かった。自動思考の12パターンが例としてあげられていた。
- フィルタリング・・・ごく一部のことだけを見てすべてを判断してしまう。
- 白黒思考・・・全てを白か黒かに分けて、中間の考え方をしない。
- レッテル貼り・・・ひとつの情報で全てを推量してしまう。
- 読心術・・・相手の気持ちを勝手に読んでそうだと決め付ける。
- 最悪の事態だけを考える・・・全ての出来事の結論を最悪の事態と結びつける
- 自分のせいにする・・・自分が悪いのだ、自分のせいだと抱え込む
- 肯定的側面の否定・・・自分の肯定的側面を否定してしまう
- 感情的な決め付け・・・自分の気持ちや信念を根拠に事実判断をしてしまう
- すべき思考・・・「~しなければならない」と必要以上に自分に負荷をかける
- 過大評価、過小評価・・・自分の欠点や失敗、関心のあることは拡大して捉える
- 過度の一般化・・・あまりに大雑把で否定的な結論を出してしまう
- 相手が変われば事態はよくなる・・・相手が悪いから全てうまくいかない
私はこの12パターンすべてに当てはまっている。暗い気持ちになってしまったが、他の患者さん達は、「あてはまってて嬉しい~」などと笑いながら話していて、違和感を感じた。
(2009/3/8転記)主治医と面談。
一人だとまぁいいかと思って外に出なくなる事を話したら、「まぁいいかと自分を許せるのはいい事じゃないですか。」と言われた。むしろ、昔むりやり買い物に行ったりご飯を作ったりしていたのは、自分に負かをかけていただけなのかもしれない。
自分を許せるようになるという目標にむけて、このままいきましょうと言われた。
その間ずいぶんとブログを放置していた私ではあるが、実は毎日、出来事や思うことを日記としてノートにせっせとつけていた。退院して落ち着いたら、入院によってどんな風に私の心が動いていったのかを知るためにも、日記からいくつか抜粋してこのブログに転記しようと思っている。
ただ、やはりというか、私が劇的に何か改善されて帰ってくるということはなさそうである。むしろ最近の私は、”入院生活”という団体行動で対人関係のストレスを感じ始め、前とは違う種類のストレスがたまってウツウツとしている。
あれもこれも、『ぜんぶ自分が好きで選んでる道でしょ?』などと言われると、泣きたくなってしまう。
弱い。生きていく力が弱いなぁと思う。もっと強くならなくちゃ・・・
(2009/3/8転記)自宅から病棟へ戻る。テンション下がりっぱなしである。他人に愛想よくなんてできない。あからさまに不機嫌な態度をとってしまう自分がいやだ。熱が37.4℃あった。
うつ病ではない元気な人のいるデイルームになんて行く気がしない。うつで活力がない時は、部屋にこもっていた方がいいに違いない。
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認知行動療法5回目。
私が例に挙げた状況・・・心ゆるせる友人が1人しかいなくて孤独を感じているのは、自分が交友関係を閉ざしているからだと臨床心理士さんに”反証”され、それは病気のせいだからではないのかと憤りを感じた。好きで病気になっているんじゃないのにと思うと、悔しかった。
めまいがする。