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ツレうつ 第1回
 録画していたNHKのドラマ「ツレがうつになりまして。」第1回を見た。

 ツレを演じる原田泰造さんが、私のうつ初期の頃に重なる。見ていて泣きはしなかったが、なぜかクラクラと気持ちが悪くなった。
 途中で精神化医が、うつの治療期間について「長くて3年はかかる。」と言っていたのが気になった。私もそうだし、私の周りにはもっと長期のうつを煩う人がたくさんいる。少し傷ついた。

生き物として不思議
 夫の身内に不幸があって、しばらく家を留守にしていた。
 ビデオがたまっている。昨日放送された『ツレがうつになりまして。』も気になるのだが、友人のブログを見たら友人は昨日泣いてしまったそうで、「無神経な(役の)藤原紀香に怒りを感じましたよ。」などと書いてあったので、心身疲れている今は見ないほうがいいのかなと思っている。

 というわけで、ドラマの感想はまた後日。
 5月19日とずいぶん前に放送していた「爆笑問題のニッポンの教養」の『FILE071:ヒトと殺しと男と女』より、気になった部分を引用させていただく。
 進化生物学の長谷川眞理子先生がゲストの回。番組内では「なぜ人を殺すのがいけないのか」などという話も出ていたが、私がハッとしたのは、長谷川先生がおっしゃった言葉。

 ときどき、生き物は何でそんなに一生懸命生きているか分からないっていう質問をする子がいるんですよ。
   (中略)
 もしあなたが一生懸命生きなくてもいられて、人から一生懸命やっていない人がここにいるっていうのが見られるとしたら、それは生き物としては随分不思議なことで。それは誰か別の人が、あなたがそうやって一生懸命やらなくても生きていけるように支えてくれているからなのよっていうのだけを言うんです。

生きる意味ばかりグルグル考えて、生きていても仕方ないと自嘲していた私に、ガツンときつい一発が来たような気がした。私がつまらない事で泣いたりしている間にも、私が生きていけるように支えてくれている何人もの人達・・・それは夫や両親はもちろんのこと、そういった身近な人だけではなく、水を作ってくれた人、お米を作ってくれた人、お肉を作ってくれた人、電気を作ってくれた人、住む場所を作ってくれた人、いまの私の生活の根底を作ってくれたすべての人の存在に、今までの私は気づいていなかった。一人で頑張って生きていると思っていた。
 とても失礼なことだと思った。

オフ会
2009.05.25 Mon 09:44 | ネット依存 | 心と身体
 昨日、ネットでこの3~4年とても仲良くしてくれている女性の友人2人に会った。遠いところを、私の家の近くまできてくれたので、出不精の私でも会いに行くことができた。初めて会ったとは思えないほど自然に会話をすることができたし、笑いあったし、本当に楽しい時間を過ごさせてもらった。

 このブログをはじめた当初から書いているように、これまでの私は、ネットはネット、リアルはリアルと、それぞれを完全に区別して別世界を築いてきた。リアルが苦しくなったらネットに、ネットが苦しくなったらリアルにと、常に逃げ道をつくっていたのかもしれない。けれどもその二重生活自体が苦しくなったとき、私のうつはピークを迎え、逃げる場所すらなくなってしまった、どこにも居場所がなくなってしまったという時期もあった。

 昨日の楽しいひとときは、私の中でネットとリアルが統合できた、象徴的なできごとだったのかもしれない。顔も見えない相手だからこそ本音で語り合ってきたネットの友人たちとは、実際に会っても今さら隠すところなどなく、いきなり気のおけない友人になっていた。

 これでよかった。これがよかったのだと思う。
 「楽しんできなよ。」と背中を押して送り出してくれた夫に感謝。海外旅行のお土産や、自分で漬けた梅酒をわざわざ持ってきてくれた友人たちに感謝。気のきかない私は、ただそこに存在して甘えていただけで、誰にもお礼らしいお礼ができなかった。
 ちゃんと社会性を取り戻して、しっかりした大人にならなくちゃ。そうなりたいと思えた。いつか少しずつでも、感謝の気持ちを返していけるようになりたいと思えた。

 正直、久しぶりの外出で今日は体に疲れがたまり、手足がだるい。だが心地の良いだるさだ。

火災現場
2009.05.23 Sat 16:55 | 日記 | 日記
 近所で火事があった。続々と集まる消防車。夫と歩いて現場を見に行った。
 マンション火災だった。すでに火は消火されたようで、煙だけがくすぶっていた。出火もとの部屋から上へ黒いススが伸びていた。野次馬が大勢いた。消防車がきているのに路上停車したままのトラックがいた。スーパーレンジャー(SR)と書いた消防車の前で記念撮影をする親子がいた。
 私もまた、野次馬の一人だった。私は自分を恥じた。

ツレがうつになりまして
 今日は通院日。たまたま薬局で見た雑誌に、藤原紀香さんが『ツレがうつになりまして。』のドラマに出るという記事があった。原作の漫画はパラパラと見た事があるが、ドラマ化したらどうなるのだろう?NHKのホームページを見ると、夫役はコメディアンの原田泰造さんだそうだ。ドタバタの夫婦はげまし愛感動ドラマだったら嫌だなあと思った。うつの症状は、病気としてちゃんと忠実に描いてもらえるのだろうか。気のもちようみたいに扱われたら心配だ。
 ドラマはNHK総合で2009年5月29日(金)、6月5日(金)、6月12日(金)の3日間。午後10:00~。

泣いた
 久しぶりに泣いた。涙はとめどなく流れ、目は真っ赤に腫れた。鼻をかみすぎて耳が痛くなった。なぜこんなに悲しくなったのかわからない。負の自動思考が発動したようだ。途中から、自分の醜さ、孤独さ、無力さに押しつぶされそうになった。
 仕事中の夫にメールをしてみた。すぐに返事が帰ってきて、少しだけホッとした。ごめんなさいと思う。

 こんな日もあるさ・・・