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我に返って
 夫の帰りは毎晩遅い。私は朝から晩までカーテンを閉めきった部屋の中で、いつも一人でうずくまっている。病気のフェレットに朝晩の薬をあげることと、1日16錠の自分の薬をまちがわずに飲むことだけが、私の日課である。「それでいいじゃないですか。」と病院の先生は言う。先生はいいと思うのかもしれないが、私はこんな生活いけないと思う。罪悪感でいっぱいである。

 実はこの一週間、私はあるオンラインゲームをしていた。作業に没頭することで、現実を見なくてすんだのか、泣かずに過ごしていられた。夫も、私が泣かなくなったので安心していたようだ。
 そのオンラインゲームが、明日から有料になるという。さて困った。安くない月額を払ってまでやることなのか。そこに自分の価値や居場所が少しでもあったのか、はなはだ疑問になってきた。私が今、本当にやるべき事はなんだろう。我に返って、また泣いた。

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泣く女
picasso_1.jpg こんなに泣いたら顔がおかしくなるんじゃないかと思うぐらい、顔をグチャグチャにして、大きな声を出して泣いた。いろいろな事が自分の中で勝手に重なって、この二日間は泣き通しだった。
 私のそれは、ピカソの『泣く女』そのものだろうと思う。この絵の、なんとうまく表現されていることか。
 
 考えがうまくまとまらない。人付き合いがうまくできない。何をどうしたらいいかわからなくなる。嫌な事ばかり思い出される。何もかも面倒くさい。ひとりでどこかへ閉じこもりたくなる。とにかく存在を消してしまいたくなる。

 私は今日一日、死なないように生きているだけで精一杯だった。

毛糸玉
2009.07.08 Wed 08:10 | フェレット | ペット
 フェレットのどんぐりちゃん。
毛糸が入っているビニール袋が、目下のところ大のお気に入り。

NEC_01222.jpg

 ガサガサビニールが好きなのは知っていたが、毛糸玉は邪魔だろうと袋から出しておいた。ところがどんぐりちゃんは、全ての毛糸玉をまた袋の中に運び入れ、その中ですやすやと寝ているではないか。たくさんの毛糸玉につつまれて、その暖かさが気持ちよいのだろうか。
 小さい頃から、家族とも友達とも離れてたった一匹で暮らしてきたどんぐりちゃんが、少し不憫になった。人間のエゴで寂しい思いをさせてきた。ごめんね。

7月7日
2009.07.07 Tue 08:17 | 日記 | 日記
 今日は7月7日、七夕だ。朝、テレビでみのもんたさんが言っていたが、織姫と彦星は恋人同士ではないらしい。夫婦なのだそうだ。日本人の約9割が勘違いして覚えているとのこと。
 そして偶然にも、我がブログのアクセスカウンターが、今日中に77777になりそうだ。奇妙な一致。今日は7の日らしい。

 たくさんのご訪問ありがとうございます。

虚無
 普通に生きるってむずかしい。

襲いくる鬱
 何も楽しくない。何も嬉しくない。私はまたひとり、暗くなっていく部屋の中で涙をこぼす。
 友達の幸せな話を聞いても、先輩の懐かしい話を聞いても、夫の嬉しい話でさえ、まったく共感できない。ああ、また私は置いていかれるんだと思う。みんなはどんどん前へ進んでいくのに、私だけ置いてきぼりなのだと思う。私の魂はいつまでたっても、病気になる7年前のまま、会社のあの席にとどまったままでいるのだ。
 現実を理解できない。私は精神障害者で、無職で、何もできない人間なのだという現実を、受け入れることができない。受け入れるぐらいなら、死んでしまったほうがいいのではないかと思う。でも臆病なことに、死ぬことすらできない。そんなことすら他力本願で、何かの事故に巻きこまれればいいのにと、心から願うのみだ。