襲いくる鬱
 何も楽しくない。何も嬉しくない。私はまたひとり、暗くなっていく部屋の中で涙をこぼす。
 友達の幸せな話を聞いても、先輩の懐かしい話を聞いても、夫の嬉しい話でさえ、まったく共感できない。ああ、また私は置いていかれるんだと思う。みんなはどんどん前へ進んでいくのに、私だけ置いてきぼりなのだと思う。私の魂はいつまでたっても、病気になる7年前のまま、会社のあの席にとどまったままでいるのだ。
 現実を理解できない。私は精神障害者で、無職で、何もできない人間なのだという現実を、受け入れることができない。受け入れるぐらいなら、死んでしまったほうがいいのではないかと思う。でも臆病なことに、死ぬことすらできない。そんなことすら他力本願で、何かの事故に巻きこまれればいいのにと、心から願うのみだ。