そういう訳で、自立支援医療受給の再認定をしに、区役所まで行ってきた。今日は昼寝をしたあと起きてみたら、意外と気分がよかったので、何か考える前に家を飛び出てみたのだ。久しぶりの遠出であった。
　再認定は書類を提出するだけでおわり、後日受給者証を郵送してもらうことになった。

　区役所にはいろいろな人がいる。あるコーナーで、突然声をあらげ出した若者がいた。

「2500円じゃ次くるまでにくたばっちまうよ！どうすんだよ！こっちは安いスーパー探して買い物してっけど、それじゃやってけねーんだよ！」

　びっくりして振り向いたら、そこは「生活保護」のコーナーだった。こざっぱりした髪型にサングラス、清潔なTシャツと短パン。どういう事情で生活保護を受けにきたのかわからないが、とにかくふんぞり返って足をくんで窓口のおじさんにスゴんでいる。
　ぶっちゃけ「働けよ」と思ったが、私が言える筋合いでもない。そういえば7月だったか、「おにぎりが食べたい」と書き残して、餓死していった北九州の男性がいた。本当に働けない人にはきちんとした援助を与えるべきだが、いかにも働けそうな人でも生活保護を受けられたりするから、ああいう事件が起こるのではないかなぁと、いろいろ思いながら帰路についた。