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眠れていますか?
2009.09.29 Tue 20:40 | ドキュメンタリー | テレビ・ラジオ
 昨晩、FNSドキュメンタリー大賞の『眠れていますか?~自殺予防にかける~』を見た。

 全国の自殺者は11年連続で3万人を超える異常事態。特に中年男性が多いのが日本の特徴だ。この自殺の多い中年男性をターゲットに自殺対策を進めるのが、静岡県職員で精神科医の松本晃明。松本が注目したのは、うつ病の典型的な症状である不眠だ。自殺者の4割近くがうつ病と言われるが、うつ病で医者にかかるのは4人に1人しかいない。気づきにくいうつ病に気づいてもらうためにはどうすればいいか。(番組ホームページより)


 年間3万人を超える自殺者。これは約18分に1人が自殺している計算になる。番組冒頭でそう言われても、まだどこかピンとこない私がいた。番組内ではさらに、自殺に関するこんな数字も出ていた。

  • 自殺で亡くなる人は、交通事故で亡くなる人の5~6倍に当たる。
  • 静岡県の40代の男性は、癌より自殺で亡くなる人のほうが多い。

 確かにこうした具体的な比較を聞くと、いかに自殺者の数が多いのかがわかる。ではどうすれば自殺は減るのか。全国の行政が頭をかかえている問題だ。

 これに対して、元精神科医の松本さんが提案する自殺対策は、とても簡単なことだった。それは「眠れていますか」と声をかけること。松本さんが着目したのは、うつ病の症状として現れる不眠だった。2週間以上眠れない症状が続いていれば精神科へと紹介するのだ。はじめは、かかりつけの内科医から、また薬局の薬剤師から声をかけてもらうように呼びかけた。さらに、TVCMやポスター、パンフレットなどで、家族や職場の同僚が「ちゃんと寝てる?」と互いに声をかけ合うよう、うながした。
 眠れないことに着目した自殺対策は、全国にも例がなかったそうだが、実際、松本さんが力を入れた富士市はこの”睡眠キャンペーン”によって、2年間で40代50代男性の自殺が半分に減ったそうだ。

 松本さんは、この流れに手ごたえを感じつつも、まだまだと首をふる。

 将来的には、メタボ対策、交通安全運動、そういったものと同じで、睡眠・不眠の取り組みが国民運動化していかないと、本当の意味合いで、日本全体でうつの方が救われる、自殺の方が救われるという流れになっていかない。


 私もうつ病になりかけた頃は、夜なかなか寝つけなかったり、朝早くに起きてしまったりしていたことを思い出す。確かにそれだけでは精神科へ行こうとは思わなかったし、それがうつ病だという知識もなかった。あのとき誰かが教えてくれたら、もっと早く治療できていたのかなとも思った。
 けれども私は、松本さんたちの運動を聞いて感じた。睡眠障害やうつ病の治療もさることながら、むしろ”声かけ”を通して、『いつも誰かが気にかけてくれている』と思える事こそが、大事なことなのではないか。『1人じゃない』と思える事こそが、人を強くしたのではないか。
 声をかけあうことで、自殺は減っていく。そのきっかけとして、「ちゃんと寝てる?」この言葉はすごくすてきな言葉だと思った。

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