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抗うつ薬の罠
 「テレメンタリー」という番組の『抗うつ薬の罠(わな)~副作用1400日の闘い』を見た。

 いま、うつ病などの精神疾患の患者が300万人と急増する陰で、抗うつ薬の副作用の問題が指摘されているという。10年前の全日空機ハイジャック事件の犯人は、服用していた抗うつ薬の副作用による心神耗弱状態が認められ、死刑の求刑に対し無期懲役の判決が出たそうだ。

 抗うつ薬の多くは神経伝達物質を増やす働きがあるので、神経伝達物質が減少する事によって生じる不安感、不眠、頭痛、無気力といったうつ症状が改善される。しかし、抗うつ薬を多量に与えると神経伝達物質があふれて感情のコントロールが効かなくなる場合がある。これが自殺願望などの異常行動を起こすと考えられているようなのだ。

 杏林大学の田島治教授は、抗うつ薬という医薬品を、次のように説明する。

 抗うつ薬という言葉にごまかされてしまうけども、うつ病にだけ効いてるというのではなくて、あくまでも脳に作用している。恐怖感がなくなる。本来ご本人が持っていたそういう衝動のコントロールが悪くなる。

 抗うつ薬は諸刃の剣で、上手に使えば病気の治療にプラスになってくる。やはり慎重に使わないと、思わぬところに効果が出て、穏やかだった方が衝動的になったりする。お薬で解決すべきこととお薬で解決できない問題がある。全部うつという症状。医者のくすりの出し方があまりにも甘すぎる。


 私は、抗うつ薬のこうした副作用の面を、全く知らなかった。副作用といえば、めまいや震え、吐き気といった身体症状だけなのかと思っていた。
 そんな中、さらに番組でショッキングな報告を聞いた。4年前、大阪の19歳の男性が自殺をした。彼は中学1年からうつ病で、6年間抗うつ薬による治療をうけていたという。その抗うつ薬は、私も飲んでいる”アナフラニール”だったようだ。彼が自殺したあと、国は、『アナフラニールは24歳以下では自殺のリスクが増加』と、警告を出したそうだ。アラフォーの私には関係ない話かもしれないが、私は自分が飲んでいる薬の、こんな恐ろしい副作用のことも知らなかった。知らないで薬を多量に飲んでいるのは、怖いと思った。

 抗うつ薬の副作用に関する厚生労働省の見解は、以下のとおりとのこと。

 副作用による自殺や暴力が注目されている。症状悪化は治療過程で現れるので注意を払うこと。患者・家族と密接な連絡をとり、抗うつ薬を適正に用いるよう医療関係者に注意喚起している。


 現実には、医師が患者やその家族と密接に連絡をとるのはむずかしい。それでも、我々患者は自分自身を守るためにも、医師に薬の副作用について、もっと詳細に確認するべきだと思った。日々のちょっとした感情の起伏についても、医師にもっと報告するべきだと思った。

 私のように、よくわからずに安心しきって抗うつ薬を飲んでいる方もたくさんおられると思うので、警鐘を鳴らすために本記事をメモしておく。

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