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どんぐりちゃんを失ってから2か月以上がすぎた。わかってはいても、寂しさと後悔といろいろな感情が入り混じったまま、私は日々泣いて暮らしていた。軽いペットロスだったのかもしれない。どんぐりちゃんのケージもおもちゃも、何も片付けることができずにいた。心の整理がつかないままだった。
いつからか、ペットショップを見て回るのが、私の唯一の楽しみになっていた。フェレットの赤ちゃん、仔猫や仔犬、どれを見ても確かに愛らしいのだが、どんぐりちゃんよりかわいいと思える仔はやはりどこにもいなかった。
そんなある日、少し離れた大きなペットショップへ立ち寄ったときのこと。私の話を聞いてくれた店長さんがお店の奥から連れてきてくれたチワワ、その仔との出会いが私を変えた。生後3か月をすぎているというのに、小さな小さなその体は、まんまるな目をより大きく見せていた。生まれつき体が小さいそのチワワを、店長さんは大事に育てていたようで、私のように家にずっといて、かつ子供のいない夫婦を探していたようだった。
その仔は私の顔を何度も舐めてくれた。あたたかかった。「おうちに来る?」聞くと、ブンブンとしっぽを振ってくれた。私はその仔に「こころ」という名前をつけた。
我が家にやって来たこころちゃんは、すべてをわかっているかのように、真っ先にどんぐりちゃんの遺骨箱をペロペロとなめていた。私は今度は嬉しくて泣いた。決してどんぐりちゃんの事を忘れたわけではない。この出会いも、きっとどんぐりちゃんが、ふさぎこんでばかりいる私に運んできてくれたのだと思っている。
どんぐりちゃんのケージを粗大ごみに出す決心もついた。ハンモックも捨てた。どんぐりちゃんの死をしっかりと受け止める事ができるようになったのだと思う。一歩前にすすむきっかけができたのだと思う。
どんぐりちゃんと共に歩いてきたこのブログ、更新するのは今日で最後にする。私の心の病気は、どんぐりちゃんが持っていってくれたと信じている。
このブログを、愛するどんぐりちゃんに捧げます。

いつからか、ペットショップを見て回るのが、私の唯一の楽しみになっていた。フェレットの赤ちゃん、仔猫や仔犬、どれを見ても確かに愛らしいのだが、どんぐりちゃんよりかわいいと思える仔はやはりどこにもいなかった。
そんなある日、少し離れた大きなペットショップへ立ち寄ったときのこと。私の話を聞いてくれた店長さんがお店の奥から連れてきてくれたチワワ、その仔との出会いが私を変えた。生後3か月をすぎているというのに、小さな小さなその体は、まんまるな目をより大きく見せていた。生まれつき体が小さいそのチワワを、店長さんは大事に育てていたようで、私のように家にずっといて、かつ子供のいない夫婦を探していたようだった。
その仔は私の顔を何度も舐めてくれた。あたたかかった。「おうちに来る?」聞くと、ブンブンとしっぽを振ってくれた。私はその仔に「こころ」という名前をつけた。
我が家にやって来たこころちゃんは、すべてをわかっているかのように、真っ先にどんぐりちゃんの遺骨箱をペロペロとなめていた。私は今度は嬉しくて泣いた。決してどんぐりちゃんの事を忘れたわけではない。この出会いも、きっとどんぐりちゃんが、ふさぎこんでばかりいる私に運んできてくれたのだと思っている。
どんぐりちゃんのケージを粗大ごみに出す決心もついた。ハンモックも捨てた。どんぐりちゃんの死をしっかりと受け止める事ができるようになったのだと思う。一歩前にすすむきっかけができたのだと思う。
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このブログを、愛するどんぐりちゃんに捧げます。

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