fc2ブログ
心のコミュニケーション
2007.11.03 Sat 14:02 | ネット依存症 | 心と身体
 ネットで1人でいることにもだいぶ慣れてきた。それは時々ネト友のブログが更新されていること、時々ネト友からコメントがあること、そして時々見知らぬ人から「ブログ拍手」にクリックがあること。たったそれだけの事で、誰かとつながっている気がしてものすごく嬉しい。唯一の私のネット栄養剤だ。
 でも、もう連絡の取れないそれ以外のネト友にとっては、お互いにとってお互いが2度と会わない、いわば「死んじゃった人と同じ存在」なのかと思うと少し寂しい。

 精神科医の斎藤環先生が言うように、人には「自分がありすぎてコミュニケーションの下手な人」と「自分があまりなく他人とのコミュニケーションが得意な人」の2つのタイプがあるのだろう。そして極端に言えば、ブログを書く人と全く書かない人は、この2タイプにだいたい近いのではないのだろうか。
 私の考えでは、ブログ(ここでは主に公開日記のこと)は心の内なる世界だと思う。外にエネルギーが向かっている人には、なぜブログに自分自身を晒すのか理解できないかもしれない。言いたいことがあれば、本人に直接言えば?と思うかもしれない。でもそうではないのだ。この世界は心の中の世界なのだ。自分がありすぎる人は、自分の内面を深める方向にエネルギーが向かい、心の中で思いがあふれ過ぎるとブログに出したくなるのだと、勝手に分析している。
 昔は「テレパシー」でもないと、遠いところにいる人同士で心と心を感じあうことはできなかったが、いまではインターネットという便利な伝心手段ができた。ある意味、昔の人が想像していた「テレパシー」って、これなのかなと思う。

 私は確かに、人付き合いが下手だ。他人から見ると、私はすごく社交的で友達が多く人気者らしい。が、それは「役割を演じている」だけで、本当はすごく人付き合いが苦手なのだ。気を使いすぎて疲れる。人と多く会えば会うほど、家に帰ってから倒れてしまうことが多い。夜、眠れずに自分にダメ出しをしたりする。
 こんな私には、心の中に閉じこもっている今が安住の場所なのかもしれない。時々コメントを見て、拍手を数えて、そして他人の心の中をそっと覗きに行く。他人との外面のコニュニケーションが下手な私でも、誰かと心と心のコミュニケーションが取れれば、もう少し生きて行けそうな気がする。現実社会よりずっと上手に自由に、飛びまわれる気がする。

今日だけのお願い。
↓共感してくださる方、拍手お願いします。
Secret

TrackBackURL
→http://sweetacorn.blog108.fc2.com/tb.php/247-d1128119