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怒りのメカニズム
2007.11.15 Thu 13:05 | 情報番組 | テレビ・ラジオ
 先日も書いた「ためしてガッテン」の「一触即発!夫婦ゲンカ 怒りの心理学」の再放送を、録画して見ることができた。「何をやっても怒らなかったお坊さん」を見てみたかった。

 見た見た。本当にニコニコしていた。そんなお坊さんも、時間つぶしのために訪れた喫茶店で、注文したコーヒーが後から来たお客さんに先に出された瞬間に、ちょっとだけ心拍数が上がった時があった。しかしすぐに心拍数は元にもどる。この時お坊さんは「コーヒーを飲みにきた訳ではない。時間を調整するために来たのだ。」と自分に言い聞かせたという。これを心理学用語で「認知的再評価」というそうだ。

 人間は嫌な事や危険な事に直面すると、脳の「扁桃体」のスイッチがいち早く入り、脳から怒りのホルモン「ノルアドレナリン」を大量に分泌する。すると心拍数が上がり、こうした体の異変を改めて脳が感知すると、怒りの感情が爆発して止まらなくなるらしい。
 先ほどのお坊さんは、一瞬ONになった「扁桃体」のスイッチを、理性を働きかけることで切ったのだ。ここまで自分をコントロールできるようになるには、修行をしないとダメらしい。さすがであった。

 では物に八つ当たりする事で怒りは解消されるのか?番組では、嫌な思い出をサンドバッグに貼って殴り続ける実験をしてをしてみたが、余計嫌な気分になってしまう人が多かった。これを心理学用語で「エピソード記憶」と言うらしい。嫌な思い出がよみがえってきてしまうので、「八つ当たり」はあまりオススメできないそうだ。喧嘩中に「そもそもあんたは!」などと言い始めると、いろいろな事を思い出して怒りが倍増するのも、このせいだ。

 誰しもが嫌な思いをするとムッとするのは当然である。脳の「扁桃体」のスイッチがONになる。だがその時点で自分で止めることができれば、ケンカにならなくて済むのである。怒り=警告である。人には「これ以上やったら、爆発するぞ」という警告のサインが必ず出ている。相手の警告を感じたら、その時点で相手の怒りを鎮めることができれば、ケンカにならなくて済むのである。
 ここで番組から、心理学的見地に基づいたアドバイスがあった。お坊さんのように修行しなくとも、今の自分に出来ること。ムッときたら、カーっとなる前に「わたしは」「あなたは」から自分自身の気持ちを伝える事で、エスカレートするのを防ぐという。また、顔がどんな状態であるかで感情が影響される「表情フィードバック」を使って、常に「笑顔」でいると怒りの気持ちが起こりにくい。わりばしを歯に挟んだ表情を作っているだけでも、だいぶ変わるのだ。ただし、相手が怒り始めてから笑うと逆効果なので注意。

 以上が番組メモである。
 ああ結局、また自分を表に出さないといけないのか。自分の意見を主張するなど、私にとって一番苦手なことだ。そんな事なら、自分さえ我慢すればと、全て飲み込んでしまった方が楽だ。せめて普段から笑顔でいることぐらいならできるかもしれない。でも夜になると、引きつった笑顔がそのまま泣き顔になってしまう。そんな事ならいくらでも経験してきた。まだまだ修行が足りない。

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