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睡眠の悩み
 早朝覚醒が続く。睡眠導入剤としていつも飲んでいるロラメット(短時間型)だけでは持続性がないのかなと思い、そういう時に飲みなさいと処方されていたユーロジン(中間型)という薬を一緒に飲んでみた。が、症状は同じである。2~3時間毎に起きて(断眠)しまい、しばらく眠れないのだ。やる事もないし体がだるいので、気晴らしにテレビをつけようか、パソコンでゲームでもしようかと思うのだが、そんな事をすれば余計眠れなくなるのは百も承知。仕方なくじっと目を閉じて我慢していると、そのうち眠くなっていつのまにか寝ている。
 朝5時とか6時ぐらいに起きてしまった(早朝覚醒)ときは、仕方がないのでそのまま起きて朝食のパンを食べて「今日は早起きした」とだけ思うことにしている。
 しかしそのせいか、日中常に朦朧としていて眠いのだが、どうしたらいいのだろう。

 「睡眠ネット」という、すごく素敵な名前のサイトを見つけた。その中の「睡眠障害対処 12の指針」というページからいくつか、私が初めて知った事をピックアップしておく。

昼寝をするなら午後3時前の20~30分

  • 長い昼寝はかえってぼんやりのもと
  • 夕方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響
眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起きに
  • 寝床で長く過ごしすぎると熟睡感が減る

ふむふむ。短時間の昼寝なら問題はないのか。これからは目覚まし時計をつけて、シエスタ気分でしっかり昼寝でもしてみよう。

 そして最後の砦「睡眠薬について

不眠の原因を取り除き、生活習慣や睡眠環境の改善をしても充分な効果が得られないときに、睡眠障害改善剤(以後睡眠薬とする)による治療が行われます。

私にとっての不眠の原因=うつであり、うつを取り除くのが先決なのかと思うが、他方で「睡眠障害は専門家に相談」というページでは

うつ病では、早朝に目が覚めたり、熟睡感がないなどの特徴的な睡眠障害を示します。こうした特徴的な睡眠障害を初期のうちに発見し適切に治療することにより、うつ病の悪化を予防し、さらに近年問題になっている自殺を予防することにもつながります。

うつ病で引き起こされた睡眠障害を治療することが、うつ病の悪化を予防するというこの堂々巡り。逆に言えばうつ病で睡眠障害になり、そのせいでよりうつが悪化するということだ。この悪循環をどこかで止めるには、やはり睡眠薬を用いてでも十分な睡眠をとるしかないのであろう。
 今度心療内科に行ったときには、最近の睡眠障害についてきちんと説明し、適切な用途と適切な量のお薬を処方してもらおうと思った。

 そんな私にとってすごく安心する文章が、「ドクターからのメッセージ」というところにあったので、一部抜粋させていただく。

 問題になるのは、医師から睡眠薬に対する十分な説明を受けられなかったり、十分に説明されていても、近所のおばさんなどから、「睡眠薬なんか飲んでいたらボケる」、「くせになってとんでもないことになる」とか言われたりした場合です。こういう、誤った情報を元に、睡眠薬を飲むことに罪悪感を持ち、不眠に苦しんでいる患者さんが非常に多いのです。
 私は医師になって20年になりますが、こうした新しい睡眠薬を適正量服用していて、それだけが原因でボケたり廃人になったりした人を見た事がありません。世界的にも、ほとんど報告されていません。
(国立精神・神経センター 内山 真先生)

 これには大爆笑してしまった。しかも私は近所のおばさんではなく、母から耳にタコができるぐらい、全く同じ事を繰り返し言われ続けている。昔の薬はそうだったのだろうか。未だにそのような迷信を言う人が結構多いと聞いて、なんとなくホッとした。罪悪感が少し和らいだ気がした。ストレスが1つ取れた。

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