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友人の結婚
2007.11.22 Thu 08:55 | アダルトチルドレン | 心と身体
 私の中で一番美人の友人から、入籍しましたとのお知らせハガキが来た。彼女は本当に美人でその上大変優秀なのだが、その分プライドも人一倍高く、お母様と一卵性親子のようにいつもベッタリしていていた。お母様の価値観なのか「男の価値は年収で決まる」「愛の大きさはダイヤの大きさ」と言い張って聞かないような子だった。別れた男性達がいかに自分に似合わなかったか、という悪口をよく聞かされていた。例えて言うなら神田うのタイプである。
 そんな彼女も、このたび同じ会社の年下の男性とめでたく入籍したという。そこに、少し親離れできた様子を垣間見ることができて、本当に良かったと思った。

 私はふと、友人の従姉さんの話を思い出した。その女性も美しく、とても心優しい女性であったという。しかしご両親が過保護で厳しく、ご両親なりに結婚に対する希望があったようだ。むしろ、お嫁に出したくなかったのかもしれない。彼女が連れてくる彼、連れてくる彼をすべてを追い返したという。そうこうしているうちに、彼女にも諦めの気持ちがでてきたのか、とうとう40を目前にする年齢まで一人であったそうだ。
 そんな彼女も縁あって、ようやくある男性と結婚することになった。お世辞にもカッコイイ男性とはいえなかった。収入や地位が高いというわけでもなかった。しかしその時、ご両親は「こんな娘をもらってくれてありがとう。娘を幸せにしてやってください。」と涙ながらに喜んだという。
 ご両親の気持ちはいかばかりだったか。おそらく途中で娘にたいする申し訳なさに気づいて、後悔の念でいっぱいだったのではなかっただろうか。何が本当の子供の幸せなのか、やっと解ったのではないだろうか。

 子供は親のおもちゃではない。親の分身でもない。どうか子供を自由にしてあげてほしい。自由といっても放任ではない。分別がつく年齢までは、しっかり抱きしめていてほしい。生きる知恵を、人生の先輩としての知恵を、1から10まで教えて欲しい。時には思い切り誉めて欲しい。時には厳しく叱って欲しい。それからまたギュッと抱きしめてほしい。
 そして大人になったら、安心して送り出して欲しい。もう教えることは何もないと言って欲しい。あとは本人の人生なのだから。つかず離れず、遠くから見守っていて欲しい。お礼は自分の子供に、世の中の人々に返すものなのだから。それが人間社会の循環なのだ。

 遅ればせながらの春。本当におめでとう。心安らぐような自分達だけの家庭を、1から築いてもらいたいと切に願う。
【補足】

>時には思い切り誉めて欲しい。時には厳しく叱って欲しい。

の部分だが、怒るならきちんと理由を教えてもらわないと、なぜ怒られたのかわからないから教えて欲しい。気分で怒らないで・・・だまって無視しないで・・・

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