また考えすぎかなぁと思う事がある。
　YouTubeに投稿するようになって気づいたことには、YouTubeに「張り付いて」いるウォッチャーがかなり多いということだ。まぁ私もその一人なのだが、新着の面白そうな動画をチェックしたり、コメントしたりしている人が結構いるようだ。しかもそれは全世界的な規模だ。私はほとんど他人の動画にはコメントはしないが、自分の動画にコメントをしてくれたものに対しては、割とすぐに返事を書いてしまう。それがいけないのかなぁと思うようになってきた。

　最近ある自称37歳のアメリカ人男性が、せっせと私の動画にコメントをつけてくれる。質問形式だったりするので、少々英語をたしなむ私は、全てのコメントに対して英語で解説コメントをつけたりしていた。すると最近は、彼から直接メッセージ（メール機能）が届くようになり、日本の文化に興味があるような事が書いてあった。「僕の英語は難しい？」「日本はどんなところ？」「僕の住んでいるところは・・・」などと書いてくるので、ようやく私は気づいた。これってもしかしてメル友希望？とうとうYouTubeも出会い系になってしまったか。

　いやでも、考えすぎかなとも思う。海外の人とコミュニケーションをし、異文化と触れ合うのはとてもいい事ではないか。知りたがっている人に情報を提供するのはとてもいい事ではないか。でも一方で、気をつけないと、もしかしたらものすごいオタクで気持ち悪い人かもしれないし、もし「日本にガールフレンドができた」と思われてたらどうしようとか、「日本に遊びに行きたい」とか言われたらどうしようとか、ストーカーみたいになったらどうしようとか、急に無視して逆恨みされたらどうしようとか、いろいろ悪い方の妄想が膨らむ。こんな事を心配しなくてはいけないなんて、全く世知辛い世の中になったものだ。

　インターネットは難しい。チャットでもオンラインゲームでも、女性だという事を公表すると、せっせと話しかけてくる男性に遭遇する事が、ままある。あまりにも親密になってもアレなので、警戒して避けるようにしていると、他の人からは「考えすぎだよ」「自意識過剰」と言われてしまうが、相手の顔も素性も意図も見えないだけに怖いのだ。かといって、何も言われていないのに「私はあなたと仲良くする気はありませんよ。」なんて最初から言うのも変だし。あまり知らない人に「私はうつ病なのであまり人と話したくないんです。」なんて突然言うのも引くだろうし。

　難しいね。