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少し気分を変えようと、DVDを借りて見た。借りたDVDは、中谷美紀さんが今年の日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を取った「嫌われ松子の一生
」だったのだが、これが大失敗だった。
松子に不幸が連続して訪れる原因は、私から見れば、そもそも松子の生い立ちにある。父親が病弱な妹ばかりを可愛がっていたため、なんとか自分の方も向いてもらおうと、父に笑ってもらおうと、父に愛されようと、一生懸命『変な顔』をして父を笑わせていた松子。それから周りの空気を読み、とにかくその場をうまく切り抜け、周りが幸せなら私も幸せという生き方しかできなくなってしまった松子。
彼女は、明るく振舞って人に尽くして、そして捨てられるたびに自分がボロボロになり、どうすれば愛されるのかわからなくなっていたのだろう。彼氏に殴られても殴られても「独りぼっちよりはまし」と笑って我慢する松子。「俺は松子を離さない」という彼氏に「もう一度言って」「もう一度言って」「もう一度言って」「もう一度言って」しつこい松子。苦しいよ。辛いよ。
確かにテンポがよくて飽きないし、出演者も豪華だし、中谷美紀の演技もよかった。が、私はもう、小さな頃の思い出シーンから泣きっぱなしだった。自分の事のようで、見ていられなかった。うつ病、ボーダー、アダルトチルドレンの人には決してオススメできない映画だと思った。
前向きだというから借りたのに・・・。途中から私の号泣は止まらなくなって、パニックに陥った。山田宗樹の原作は、松子の不幸な人生を明るく描いていたが。この映画版はさらにポップで前向き。不幸な人生も、見方を変えればドラマチックですばらしいという人生賛歌に変えていく。だから観ていて爽快なのである。(Amazonの商品の説明より)
松子に不幸が連続して訪れる原因は、私から見れば、そもそも松子の生い立ちにある。父親が病弱な妹ばかりを可愛がっていたため、なんとか自分の方も向いてもらおうと、父に笑ってもらおうと、父に愛されようと、一生懸命『変な顔』をして父を笑わせていた松子。それから周りの空気を読み、とにかくその場をうまく切り抜け、周りが幸せなら私も幸せという生き方しかできなくなってしまった松子。
彼女は、明るく振舞って人に尽くして、そして捨てられるたびに自分がボロボロになり、どうすれば愛されるのかわからなくなっていたのだろう。彼氏に殴られても殴られても「独りぼっちよりはまし」と笑って我慢する松子。「俺は松子を離さない」という彼氏に「もう一度言って」「もう一度言って」「もう一度言って」「もう一度言って」しつこい松子。苦しいよ。辛いよ。
確かにテンポがよくて飽きないし、出演者も豪華だし、中谷美紀の演技もよかった。が、私はもう、小さな頃の思い出シーンから泣きっぱなしだった。自分の事のようで、見ていられなかった。うつ病、ボーダー、アダルトチルドレンの人には決してオススメできない映画だと思った。
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