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ペネロピ予告編
2008.01.05 Sat 12:11 | 公開予定前の映画 | 映画
 「王様のブランチ」を見ていたら、LiLiCoさんが、2月下旬に公開される映画『ペネロピ』の紹介をしていた。
 先祖にかけられた魔女の呪いのせいで、豚の鼻と耳で生れてしまった女の子ペネロピ。呪いを解く方法はただひとつ。名家の人間がペネロピに永遠の愛を誓うことだった。母は、世間の好奇の目から娘を守るため、ペネロピを死んだことにして、ウソの葬式を行った。以来、ペネロピは部屋に閉じこもり、呪いが解けるのを待ち続ける。18歳の誕生日を迎えるとペネロピは、呪いを解くために何人もの花婿候補と見合いをさせられるが、その度に彼らは叫び逃げ出していき、ペネロピはますます傷ついてゆく。
 私は予告編(※注意:音が出ます!)を見てドキっとした。

ありのままの自分を愛せたら--
愛する人にも、きっと出会える。

王子様の登場を待っているだけでは、女の子の”呪い”は解けない。過去は変えられないけれど、運命は自分で変えられる。ペネロピは決意した。家族から自由になり、自分の人生を思い通りに生きてみよう!ある晩、ペネロピはついに屋敷を飛び出した--

 私は豚の鼻を持って生れたわけではない。けれども私もコンプレックスの塊で、自分が嫌いで、母にあれこれと心配されて世話を焼かれてそれが窮屈で、どこかこの女の子と自分を重ね合わせて見てしまった。
 私には家族を捨てて飛び出すほどの勇気はないけれど、誰にも愛してもらえないと思ってしまうのは、親の敷いたレールの上から脱線してしまった「ありのままの自分」を愛せないからなんだなあと、改めて思い知らされた。せめて今の自分を許せたら、少しでも愛せたら、そして自由になれば、みんなの中にも飛び込んで行けるのかなあと、夢物語のように空想してみた。

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