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久しぶりに「一期一会 キミにききたい!」を見た。
昨年専門学校を卒業し、都内の美容院に就職した美容師見習いの齋藤まゆみさん(21歳)は、自分には美容師の才能があると思っている。専門学校時代には、友人達との違いを肌で感じてきたし、人を見た瞬間に自然にイメージが頭の中に沸くという。一日も速く、自分の才能を表現したくて仕方がない。
だが、美容院では掃除やシャンプーばかりの下積みの日々で、なかなかカットさせてもらえない。若いうちは誰もが下積みをしなければならないことに、とても疑問を感じているまゆみさんに、番組はマジシャンの南海子(なみこ)さん(24歳)を紹介した。南海子さんは、レストランやイベント会場でお客さんの目の前で見せるクロースアップマジックが専門の、プロのマジシャンだ。
「才能のない自分には努力しかない」という南海子さんは、同期の友人からも「マジック教室で素人さんより覚えも悪くて不器用だった」とお墨付きをもらうほど。
私はどちらの言い分もとてもよくわかる。若い頃は、周りにチヤホヤされて、自分には才能が満ち溢れていると自負していた私。でも、それにあぐらを書いていたら、いつのまにか打たれ弱くなっていた。伸び悩んで、挫折したときに、回復不能になっていた。もっともっと、苦労して努力していたら、少しぐらいの失敗でへこたれるような人間にはなっていなかったのかもしれないと思うと、悔やまれる。
次に2人が会ったのは、南海子さんの自宅だった。南海子さんの家には、部屋、トイレ、お風呂など、あらゆるところにトランプが置いてあった。トイレには練習メニューを貼っていて、できたら『正』の字を書いていくチェック表もあった。その数、一ヶ月で4800回。
南海子さんは、1年半の努力を積み重ねてやっと最近できるようになった技『ホットショットカット』を見せてくれた。左手だけでカードの山を2つに分け、真ん中のカードを1枚だけ回転させながら右手に飛ばす技だった。
やり方を教えてもらったまゆみさんは、できないのが悔しくて30分以上も黙々と練習していた。
2人が次に会うまでに、5日間の日が開いた。その間、まゆみさんは悔しくて、ホットショットカットの練習を、仕事の休憩中にもやっていたという。5日後、まゆみさんのホットショットカットは、まだ飛ばせるまでにはいかなかったものの、片手でトランプを扱いながら1枚だけはじくことができるようになっていた。驚くべき上達振りだった。
とにかく2人に共通していることがあった。それはやりたい事がある。夢がある。希望がある。それが、才能よりも努力よりも、なによりモチベーションになっているのだと思った。
あぁ、若いっていいなあ。
昨年専門学校を卒業し、都内の美容院に就職した美容師見習いの齋藤まゆみさん(21歳)は、自分には美容師の才能があると思っている。専門学校時代には、友人達との違いを肌で感じてきたし、人を見た瞬間に自然にイメージが頭の中に沸くという。一日も速く、自分の才能を表現したくて仕方がない。
だが、美容院では掃除やシャンプーばかりの下積みの日々で、なかなかカットさせてもらえない。若いうちは誰もが下積みをしなければならないことに、とても疑問を感じているまゆみさんに、番組はマジシャンの南海子(なみこ)さん(24歳)を紹介した。南海子さんは、レストランやイベント会場でお客さんの目の前で見せるクロースアップマジックが専門の、プロのマジシャンだ。
「才能のない自分には努力しかない」という南海子さんは、同期の友人からも「マジック教室で素人さんより覚えも悪くて不器用だった」とお墨付きをもらうほど。
などという南海子さんの言葉に、それでもイマイチしっくりこない様子のまゆみさんだった。今やってることも、もしかしたら自分で気づかない部分で学んでるかもしれないし。
土台がしっかりしないままできあがっちゃうと、空洞みたいなものができちゃうかも。
せっかくのセンスも、努力しないと思い浮かばないようになっちゃうんじゃないかな。
元からなかったものが生まれる訳じゃなくて、隠れていたものをどんどん掘り起こす感じ。
と、初日の2人の話は平行線のままだった。まゆみ 「才能のない人ってどこかで限界がくると思うの」
なみこ 「才能だけでやってきた人も、どこかで行き詰ったり、限界がくるんじゃないかな」
私はどちらの言い分もとてもよくわかる。若い頃は、周りにチヤホヤされて、自分には才能が満ち溢れていると自負していた私。でも、それにあぐらを書いていたら、いつのまにか打たれ弱くなっていた。伸び悩んで、挫折したときに、回復不能になっていた。もっともっと、苦労して努力していたら、少しぐらいの失敗でへこたれるような人間にはなっていなかったのかもしれないと思うと、悔やまれる。
次に2人が会ったのは、南海子さんの自宅だった。南海子さんの家には、部屋、トイレ、お風呂など、あらゆるところにトランプが置いてあった。トイレには練習メニューを貼っていて、できたら『正』の字を書いていくチェック表もあった。その数、一ヶ月で4800回。
南海子さんは、1年半の努力を積み重ねてやっと最近できるようになった技『ホットショットカット』を見せてくれた。左手だけでカードの山を2つに分け、真ん中のカードを1枚だけ回転させながら右手に飛ばす技だった。
やり方を教えてもらったまゆみさんは、できないのが悔しくて30分以上も黙々と練習していた。
私も思った。彼女は本当は努力家なのだ。自分で努力を努力と思っていないだけなのではないかな。なみこ 「実は超努力家なんじゃないの?」
まゆみ 「負けず嫌いなだけ・・・」
2人が次に会うまでに、5日間の日が開いた。その間、まゆみさんは悔しくて、ホットショットカットの練習を、仕事の休憩中にもやっていたという。5日後、まゆみさんのホットショットカットは、まだ飛ばせるまでにはいかなかったものの、片手でトランプを扱いながら1枚だけはじくことができるようになっていた。驚くべき上達振りだった。
と、まゆみさんは語りはじめた。最初は少しの束から始めてできるようになって、次に上の束を増やしていくとまたできなくなって、そんな風に練習をするうちに、今の自分に足りないものに気づいたの。
南海子さんも「練習してきてくれてびっくりした。」と驚きながらも嬉しそうだった。今の私はこれぐらいの小さな束しかない。なんでもできる。でも、ちょっとだけ知識を増やしてやった場合は、またできなくなったり。何でかなって考えて、練習してみてやればできるんだなって。成長していく中でも、ちょっとだけ技術が増えるとそれを完璧にこなさないといけないし、そこで練習しないといけないし、努力もしないといけないし。そのくりかえしなんだ、人生ってって思ったの。
そうしたら、仕事に対する熱意が変わった。自分が入ったシャンプーもマッサージも、絶対次に自分が指名してもらえるように、ぐらい一生懸命がんばった。これって気持ちの変化なのかな。
とにかく2人に共通していることがあった。それはやりたい事がある。夢がある。希望がある。それが、才能よりも努力よりも、なによりモチベーションになっているのだと思った。
あぁ、若いっていいなあ。
努力して前進した経験が少ない? - youmee
初めて書き込みします。youmeeと申します。
ずっとROMしてたんですが、↑の放送を僕も見てたのでコメントしたくなりました。
美容師見習いの子が「才能」と「努力」に対して、ちょっと偏った意見を持っていたのが気になっていました。多分、彼女は努力して物事をうまく展開させる経験が少ないんですよね。番組後半で、努力の仕方みたいなのに気づいていって、なんか「よかったなー」とホッとしました^_^
ではでは。またお邪魔します。
ずっとROMしてたんですが、↑の放送を僕も見てたのでコメントしたくなりました。
美容師見習いの子が「才能」と「努力」に対して、ちょっと偏った意見を持っていたのが気になっていました。多分、彼女は努力して物事をうまく展開させる経験が少ないんですよね。番組後半で、努力の仕方みたいなのに気づいていって、なんか「よかったなー」とホッとしました^_^
ではでは。またお邪魔します。
- ぐりえ
>youmeeさん
はじめまして。番組ご覧になってましたか!
確かにまゆみさんは「才能」にかなりこだわっていましたね。
その自信はどこから来るのだろう?と少し思うほどでした。
まあ努力を人に見せるっていうのは少し照れくさいことでもありますから・・・。
それに本当に意味のない軍隊式の努力をするのもむなしいですし。
「努力の仕方」とはいい言葉ですね。同じ努力を生かすも殺すも考え方次第ですよね。
自分でも勉強になった番組でした。
コメントありがとうございました。
はじめまして。番組ご覧になってましたか!
確かにまゆみさんは「才能」にかなりこだわっていましたね。
その自信はどこから来るのだろう?と少し思うほどでした。
まあ努力を人に見せるっていうのは少し照れくさいことでもありますから・・・。
それに本当に意味のない軍隊式の努力をするのもむなしいですし。
「努力の仕方」とはいい言葉ですね。同じ努力を生かすも殺すも考え方次第ですよね。
自分でも勉強になった番組でした。
コメントありがとうございました。
2008/03/10 Mon 00:39 URL [ Edit ]
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