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MXテレビでたまに放送している「ガリレオチャンネル」という番組で、『「ケータイ世代」の誕生 大人が知らないモバイル文化』というテーマを見た。
」の著者でライター佐野正弘さんは、「ケータイ世代」をこう定義する。
総務省によれば、インターネット利用端末は2005年の時点で携帯電話がパソコンを上回ったという。
最近の携帯サイトは、若者をターゲットに携帯電話で見るように作られており、サイトのセキュリティを守るためにパソコンからのアクセスを意図的に排除しているサイトも増えている。それが、大人がこうしたサイトに気づかない理由の一つにもなっている。
大人は、パソコンのインターネットの世界はよく知っていて、検索さえすればどんなサイトにもたどり着けると思いがちで、携帯電話の世界に触れる大人は全くいない。実はインターネットには、パソコンと携帯という異なる2つの世界が出現し、それぞれ独自の発展を遂げていた。
中でももっとも有名なのは「モバゲータウン」。会員数は若者を中心に900万人に上る。名前のとおり、モバイルゲームのサイトだが、人気の秘密はゲームだけではない。会員は自分のページで、プロフィールや日記質問コーナーなどがある掲示板を持ち、アバターでモバゲータウンを回り、他の人の掲示板に書き込みをしたりしながら、友達を増やしていく。
こうした人と人とのつながりを促進するサイトをSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)と呼ぶが、mixiなどのパソコンにおけるSNSではユーザー同士が実際に出会う事もあるのに対して、モバゲータウンは携帯電話だけの世界にこだわった。モバゲーでは人間関係を実際の世界に持ち込むことを禁止しており、モバゲータウンの中だけで築かれる関係なのだという。
しかし、サイト内でのやりとりだけという現実と離れたコミュ二ケーションで、『モバ友』だけでなく『モバ彼』や『モバカノ』といったバーチャルな恋人関係まで存在する。
モバゲーを運営するDeNAポータルコマース事業部の畑村匡章さんは言う。
携帯を通じてバーチャルな人間関係を築く若者達。これをどう見るか。あまりにも希薄な人間関係に、憂いを感じたほうがいいのかもしれない。
だが、私はうらやましい。近づきすぎず、束縛せず、それでいて心と心がつながったコミュニケーションがうらやましい。本当に実際の世界で会ってないかどうかは知らないが(特に男性は会いたがるだろう)、会わないですむコミュニケーションがうらやましい。いつでもどこでも連絡がつくコミュニケーションがうらやましい。なぜパソコンのインターネットの世界では、そういう関係が築けないのだろう。すぐ「会ってみたい」「もっと知りたい」「生身の人間が見てみたい」みたいな話になるのだろう。
こんな風に思ってしまう大人は、人付き合いが苦手な私だけなのだろうか。人間の肉体を重視しない私だけなのだろうか。
「大人が知らない携帯サイトの世界いまや最も身近なメディアとなった携帯電話。日本での契約台数は1億台を突破した。そして、こうした時代に登場したのが、「ケータイ世代」と呼ばれる若者たちである。
(番組ホームページより)
- 今の10代前半から20代前半までの若者
- 子供の頃から携帯電話を持つようになった最初の世代
総務省によれば、インターネット利用端末は2005年の時点で携帯電話がパソコンを上回ったという。
- 携帯電話:6,923万人(PHSも含む)
- パソコン:6,601万人
最近の携帯サイトは、若者をターゲットに携帯電話で見るように作られており、サイトのセキュリティを守るためにパソコンからのアクセスを意図的に排除しているサイトも増えている。それが、大人がこうしたサイトに気づかない理由の一つにもなっている。
大人は、パソコンのインターネットの世界はよく知っていて、検索さえすればどんなサイトにもたどり着けると思いがちで、携帯電話の世界に触れる大人は全くいない。実はインターネットには、パソコンと携帯という異なる2つの世界が出現し、それぞれ独自の発展を遂げていた。
中でももっとも有名なのは「モバゲータウン」。会員数は若者を中心に900万人に上る。名前のとおり、モバイルゲームのサイトだが、人気の秘密はゲームだけではない。会員は自分のページで、プロフィールや日記質問コーナーなどがある掲示板を持ち、アバターでモバゲータウンを回り、他の人の掲示板に書き込みをしたりしながら、友達を増やしていく。
こうした人と人とのつながりを促進するサイトをSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)と呼ぶが、mixiなどのパソコンにおけるSNSではユーザー同士が実際に出会う事もあるのに対して、モバゲータウンは携帯電話だけの世界にこだわった。モバゲーでは人間関係を実際の世界に持ち込むことを禁止しており、モバゲータウンの中だけで築かれる関係なのだという。
しかし、サイト内でのやりとりだけという現実と離れたコミュ二ケーションで、『モバ友』だけでなく『モバ彼』や『モバカノ』といったバーチャルな恋人関係まで存在する。
モバゲーを運営するDeNAポータルコマース事業部の畑村匡章さんは言う。
どちらかというと逆に、会わないですむコミュ二ケーションというか。実際の人たちが友達とつながっていて人脈を作っていく形の流れになっていくと、立ち振る舞いも現実に合わせていかなければいけないものが出てくるのかなと思います。そういったものではないものを目指そうと・・・。
携帯を通じてバーチャルな人間関係を築く若者達。これをどう見るか。あまりにも希薄な人間関係に、憂いを感じたほうがいいのかもしれない。
だが、私はうらやましい。近づきすぎず、束縛せず、それでいて心と心がつながったコミュニケーションがうらやましい。本当に実際の世界で会ってないかどうかは知らないが(特に男性は会いたがるだろう)、会わないですむコミュニケーションがうらやましい。いつでもどこでも連絡がつくコミュニケーションがうらやましい。なぜパソコンのインターネットの世界では、そういう関係が築けないのだろう。すぐ「会ってみたい」「もっと知りたい」「生身の人間が見てみたい」みたいな話になるのだろう。
こんな風に思ってしまう大人は、人付き合いが苦手な私だけなのだろうか。人間の肉体を重視しない私だけなのだろうか。
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