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パバロッティ氏の口パク
2008.04.10 Thu 09:15 | クラシック | 音楽
 昨年9月6日に他界した、ルチアーノ・パバロッティ(Luciano Pavarotti)氏。このブログでも最後の熱唱、2006年のトリノ冬季オリンピック開会式での、歌劇「トゥーランドット(Turandot)」のアリア「誰も寝てはならぬ(Nessun Dorma)」を紹介したが・・・・

世界3大テノールと呼ばれ、昨年9月に死去したイタリアのテノール歌手ルチアーノ・パバロッティ氏が、最後の公の舞台となった2006年のトリノ冬季五輪開会式で“熱唱”したアリア「誰も寝てはならぬ」は健康状態を懸念して事前に録音されたものだったことが9日までに分かった。

 ANSA通信などが伝えた。開会式でオーケストラを指揮したイタリア人指揮者マジエラ氏が最近の著書の中で明らかにしたという。

 同氏によると、パバロッティ氏は06年2月の開会式の前に体調を崩し、開会式当日に声が出なくなることを恐れて事前に録音。開会式では録音した歌に合わせ口を動かすだけだった。オーケストラの音楽も別の場所で事前に録音され、開会式では楽団員らも演奏するふりをしていたという。

東京中日スポーツより)

 このニュースを聞いても、私は正直言って「どうでもいいや」という感じだ。他人の声ならともかく、すばらしい本人の歌声には変わらない。そもそもテレビやネットを通して聞いている歌声は、全部録音なわけだし。現地で生で聞いた人の中には「だまされた!」と思う人もいるのかもしれないが、会場ではどうせマイクを通して電子化された音を聞かされているわけで、だったらそう変わらない。

 ライブだと歌い方が変わるのだろうか?それはあるかもしれないが、私はパバロッティ氏の間奏中の感極まった顔が忘れられない。




パバロッティ氏最後の“熱唱”は口パク 体調不良で事前に録音 (東京中日スポーツ)
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