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伊達公子さん快進撃
2008.05.02 Fri 09:06 | テニス | スポーツ
 世界のトップ選手として活躍した女子プロテニス選手のクルム伊達公子さんが、37歳にして12年振りに現役復帰すると発表したのは、一ヶ月間のこと。

 学生時代、体育会でテニスをしていた私にとって、小さな体でクレバーなテニスをする伊達公子さんは憧れの選手だった。ボールの上がりっぱなを叩くライジングショットの真似を、一生懸命していたことを思い出す。

 そんな伊達さんが、復帰戦であるカンガルーカップ国際女子オープンで、快進撃を続けているという。

クルム伊達が単、複ともに準々決勝に進んだ。4月27日の単予選1回戦から連日試合をこなし、12年のブランクがある37歳には厳しい日程だが、単で第1セットの劣勢をはね返してストレート勝ち。「余力があって元気。自分でもビックリ」と2試合目の複でもプレーぶりは衰えなかった。夫で自動車レーサーのミハエル・クルム氏に試合後の電話で「スーパーウーマン!」と驚かれたという。
SANSPO.COMより)

おなじ30代の女性として尊敬するばかりである。

 朝の情報ワイド番組『とくダネ!』のコーナーで、伊達さんの特集をやっていた。なんでも、一緒に練習しているSSC(湘南スポーツセンタ)の10代選手たちも、復帰を決めてからのコート上の伊達さんには鬼気迫るものがあり怖かったらしい。
 だが一方で

 練習を終えた伊達さんが、腰を曲げてラケットを杖のようにしてつきながら、「疲れた~」と言って帰っていく姿が、やはり37歳だと思った。

という逸話には、思わずにやりとしてしまった。

 復帰にいたる理由については、伊達公子さん自身のブログ「Always smile」の『プロテニスプレイヤーとして』という報告ページに書いてある。
 それとは別に「とくダネ!」でも、なぜ復帰したのかの分析をしていた。

  • 若手に刺激を与えるため
  • テニス人気をもう一度拡大するため
  • 昨年レーサーに復帰した結婚8年目の夫、ミハイル・クルム選手の存在
  • テニスへの熱い思い

特に、「テニスが嫌いになった」と言って絶頂期にテニスを引退した伊達さんは取材嫌いで有名で、まったく笑顔をなくしていたあの頃に対して、今やキラキラと光る素敵な笑顔が印象的だ。本当にテニスが楽しくて仕方がないのだろう。

 もしこの大会に優勝したら、一気にJTAランキングが26位になるという。ぜひ、それを阻止するように、日本の若手選手もがんばってほしい。それが伊達さんの望みなのだから。



【テニス】クルム伊達、単複で8強!2日に中村藍子と激突(SANSPO.COM 2008/5/2 )
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